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3か月の空白がもたらしたもの

こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。

先日、太田のイオンに行きました。

目的は「北海道フェア」です。

私は毎年このイベントを楽しみにしていて、広告が入るとウキウキしながら出かけます。

北海道がらみのイベントでは、たいてい目玉は海鮮丼などですが、私が狙うものはちょっと違います。

「北海道限定商品」です。

たとえば「カツゲン」ですが、これは雪印が北海道限定で販売している乳酸菌飲料です。

受験に「勝つ」ということで、北海道の受験生にはゲン担ぎの商品としても人気だそうです。

また、カップ焼きそばの「やきそば弁当」も欠かせません。

こちらはマルちゃんが北海道限定で販売している商品です。

カップ焼きそばといえば、私たち北関東の人間にとっては「ペヤングソース焼きそば」が定番ですが、この「やきそば弁当」もなかなか侮れません。

なんと、粉末スープ付きで、焼きそばを作る時に捨てるお湯でスープが作れるのです。

カップ焼きそばの麺は、けっこうパサっとしていますので、とても助かります。

北海道限定商品といえば、はるか昔、全国発売前の「つぶつぶいちごポッキー」がそうだったような気がします。

学生時代に友達2人と、車を交替で運転しながら北海道を旅したことがあります。

そのときに、家族にお土産として買ったような気がするのですが、記憶が定かではありません。

しかし、この時の旅でいまだに鮮明に覚えていることがあります。

支笏湖畔でのキャンプのことです。

売店に蚊取り線香を買いに行くと、お店のおばさんがビックリした顔でこう言いました。

「いやぁ~、あんた、東京に行ったうちの息子に、ホントにそっくりだわ~!」

そして、息子さんに似ているということで、蚊取り線香をタダでくれました。

お店のおばさんと、お会いしたことはありませんが、東京の息子さんに感謝です(笑)。

さて、期末テストの結果が出始めました。

今回の特徴は、全体的に平均点が低いということです。

理由は明白です。

3月から5月まで、実質3か月間も学校の授業がなかったことと、その分を取り戻すために、学校がかなりのペースで授業を進めているためです。

もともとあまり勉強をしていなかった子が、さらに勉強をしなくなれば学力は落ちて当然です。

しかも、今回は前例のない長い休校だったので、その落ち方はそうとうなもののはずです。

さらに、長期にわたって学校に行かなかったことにより、勉強に対する関心もかなり薄くなってしまったようです。

そして、そこにきて、やっと学校が始まったかと思えば、つぎからつぎへと先を急ぐ授業です。

これでは、勉強についていけない生徒が続出しても不思議ではありません。

しかし、そうなることはある程度予想できたとはいえ、だいぶ驚く点があります。

それは、平均点の下がり方が半端ではないということです。

学校や教科にもよりますが、30点台ということが結構あるのです。

「いくらなんでも」です。

こうなると一つだけ言えることは、もはや学校や子どもたちの努力だけでは、失われた期間の取り戻しは不可能ということです。

事態は保護者様の想像をはるかに超えて、もはや「緊急事態」です。

3か月の空白はちょっとやそっとの期間では埋まりません。

プロ野球の世界では、3ゲームの差を縮めるのに1か月かかると言われています。

たった3ゲーム差に1か月です。

今回の子どもたちの学力とやる気の低下は、野球で言えば3ゲーム差どころではありません。

10ゲーム、いや、場合によっては20ゲーム差以上です。

ペナントレースであれば、ぶっちぎりの最下位状態です。

そのまま普通にやっていても、浮上のきっかけすらつかめないままにシーズン終了となってしまいます。

ですから、その状態を立て直し、なんとかそこそこの状態に持っていくためには、何かしらの「起爆剤」が必要です。

それが「塾」ということになります。

確かに、塾には「お金」がかかります。

また、多くの子どもたちは「できれば勉強したくない」と思っています。

したがって、保護者の「お金をかけたくない」と、子どもの「勉強したくない」は、おたがいに利害関係が一致します。

そして、多くの保護者様はこう考えるのです。

「自分から行きたいと言うまで、塾は行かせなくてもいいかな」

一見、子どもの自主性を尊重した素晴らしい考えのように見えます。

しかし、それは違います。

塾は習い事とは違い、いつから始めてもいいわけではないのです。

その子によって、始める時期のタイムリミットがあるのです。

そして、今年はそのタイムリミットが、春からの非常事態によって、だいぶ前倒しになっています。

「まだもうちょっと先でもいいかな」

このように考えている保護者様には、そのことをしっかりと認識いただければと思います。

お子さんの成績を決めるのは、本人の努力だけではありません。

保護者様の認識もかなり重要です。

今日はこのへんで。

(追記:中1あと1名で締め切りです。)