こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
最近、筋トレにはまっています。
とは言っても、ジムでマシンを使って行うような本格的なものではありません。
家で軽く腕立て伏せやスクワットをする程度です。
きっかけは、7月に放送されたテレビ朝日の「しくじり先生」です。
「筋肉の伝道師」として、再ブレイク中の武田真治さんが、番組で紹介していたトレーニング方法を、ふと試してみようかなと思ったのです。
元来飽きっぽい性格で、いろいろなことが長続きしない私ですが、トレーニング自体がとても簡単で、しかも短時間で終わることもあり、7月、8月、9月、10月と続けることができています。
そして、その結果…
「この程度のトレーニングでは、たいして筋肉はつかないだろう」と思っていましたが、なんと、予想以上に筋肉がついたのです。
本格的に筋トレをしている人たちから見れば、鼻で笑ってしまうレベルかもしれませんが、私にとっては大きな変化です。
私を知っている人はご存知かと思いますが、私はけっこう細身の体形をしています。
若い頃からずっとです。
小食ということもありますが、仮にたくさん食べてもほとんど太りません。
よく、まわりの人から「うらやましい」と言われますが、これが結構なコンプレックスです。
私も含めてですが、たいていの男は単純ですから、大きいものや強いもの対する憧れがあります。(笑)
ですから、たくましい人と自分を比べて、ついつい劣等感を感じてしまうわけです。
ZOZOマリンに野球を見に行った日などは、プロ野球選手の鍛え抜かれた身体に、嫉妬心がMAXとなります(笑)。
しかし、そんな私がいま、筋トレによって自信を持とうとしているのです(笑)。
以前とくらべて、胸の厚さ、腕の太さ、太ももの太さが明らかに変わってきています。
ちなみに、腹筋は鍛えていないので、そこだけは相変わらずポヨ~ンとしたままです。
しかし、それは今後の課題として、それ以外は確かにたくましくなりつつあります。
人間、こうなると欲が出てくるものです。
今度はジムに入会して、もっと本格的に鍛えてやろうなどと考えているのですが、妻からは「歳を考えてあまり調子に乗らないで」とたしなめられています。
ところで、今回筋トレの話を書いたのは、決して自分のことを自慢するためではありません。
「継続は力なり」という真理を、あらためて強く伝えたかったからです。
物事を成し遂げるためには、まさに「継続」しかありません。
そして、それは毎日「ほんの少しづつ」でいいのです。
勉強もです。
勉強は、毎日少しづつの努力を続けることによって、半年後や1年後に驚くような成果が現れます。
よく「人の2倍も3倍も努力しなきゃダメだ」という人がいますが、1日は24時間しかないので、それは物理的に不可能です。
そんなことをしたら、それこそ寝る時間がなくなってしまいます。
ですから、努力するのは人の1.2倍から1.3倍で十分です。
人よりもプラス0.2から0.3でいいのです。
これならば、部活で疲れていて、しかも時間のない中学生でも十分にできるはずです。
そして、それを「毎日」続けるのです。
そうすれば、0.3は10日で3.0となり、30日で9.0になります。
そして、半年で50を超え、1年で100を超えます。
1日わずか0.3の差が、なんと1年で100を超える差となるのです。
まさに「継続は力なり」です。
これと同じ分量の努力を、数カ月や数日の短期間でするのは絶対に不可能です。
私は生徒たちによくこう言います。
「ふだん勉強をする習慣がない生徒が、試験の前だけ一生けんめいに勉強しても、いい点数は取れないからね」
それはなぜかと言うと、ふだんの勉強こそが「本来の勉強」であって、テスト前におこなう勉強は、ふだんの勉強の「仕上げ」に過ぎないからです。
「本来の勉強」があってこその「仕上げ」です。
前提となるものがない状態で、仕上げだけをおこなっても意味がありません。
しかし、多くの中学生が、テストのたびにそのようなことをくり返しているのです。
中学生や保護者の方がよく言うセリフにこのようなものがあります。
「勉強の仕方がわからないから成績が上がらない」
聞くと、一瞬「その通りだ」と思いますが、実はこの発言は大きく的を外しています。
ほとんどの生徒にとって、成績が上がらない理由は、勉強の仕方がわからないからではありません。
勉強時間そのものが絶対的に不足しているからです。
また、正しい勉強の仕方は、定期的な学習習慣の中から自ずと導き出されるものであり、アドバイスを受けるにしても、それが有効なのは、すでに学習習慣がある子のみです。
ですから、まず身につけるべきは「勉強の仕方」ではなく「ほんのわずかな学習習慣」なのです。
「ほんのわずかな学習習慣」の「ほんのわずかな」の部分については、機会を改めてくわしく書きたいと思います。
今日はこのへんで。