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今年も熱い!森戸塾の夏、始まっています

こんにちは。

とにかく暑いですね。

みなさん、体調は大丈夫でしょうか?

連日の猛暑で、塾に来る生徒たちもとても大変そうです。

生徒本人はもちろんのこと、送り迎えをされている保護者の皆様も、暑さの中での移動や準備、本当にお疲れ様です。

どうか無理をなさらず、水分と休息をしっかりとって、この夏を乗り越えていきましょう。

ちょっと昔話になりますが、私が子どものころの夏休みというと、「今日は30℃を超えたんだって」と聞いて、「えっ、30℃!?暑いね!」というような感覚でした。

30℃を超える日は、年に数日あるかないかというレベルで、それだけで特別な暑さだったのです。

とはいえ、当時は今のようにどこの家にもエアコンがあるわけではありませんでした。

扇風機が回っているだけの部屋で、窓を開け放ち、風が入るのを待つような生活。

そんな中で、母親からは「午前中の涼しいうちに宿題をやっちゃいなさい」とよく言われたものです。

確かに、朝のうちは少しだけ風もあって、まだ過ごしやすかった記憶があります。

ところが今では、午前中からすでに30℃を超えるのが当たり前。

朝9時頃にはすでに汗びっしょり…なんて日が連続しています。

地球温暖化の深刻さを、肌で感じるようになりました。

さて、そんな中、森戸塾では先週の月曜日から夏期講習がスタートしました。

今日でちょうど2週目に突入したところです。

朝から、多くの生徒たちがそれぞれの目標に向けて真剣に学んでいます。

お家の方の車で送迎していただいている生徒もいれば、毎日自転車で通ってくる生徒も少なくありません。

特に、川の北側から通ってくる生徒などは、暑さに加えて移動距離もあるので、本当に大変だと思います。

しかし、誰一人弱音を吐かず、元気に教室へ入ってくる姿を見るたびに、こちらも背筋が伸びます。

外が暑ければ、教室の中もまた“熱い”です。

生徒たちの集中する姿勢、問題に挑む真剣なまなざし、その一つひとつが空気を熱くしているのです。

6月に実施された下野テストの結果をもとに、それぞれの生徒が8月の次回テストに向けて目標を定め、現在はその達成を目指して日々努力を重ねています。

夏期講習は前期日程の真っ最中。

教科は主に国語、数学、英語を中心に進めています。

その中でも、特に難易度が高いのが数学です。

夏休みは本来、ふだん手の届かない単元をじっくり学べる貴重な時間。

いろいろな範囲を教えたい気持ちはやまやまですが、今年の講習では「方程式の文章題」「関数」「図形」の3つにテーマを絞って、より深く、丁寧な指導を心がけています。

とくに「関数の文章題」は、テストでの出題率が非常に高い一方で、多くの生徒がつまずきやすい単元です。

動点、給排水、ダイヤグラムなど、問題のパターンはさまざまですが、実は根本的な「考え方」は共通しています。

だからこそ、それをわかってもらうために、1問1問を丁寧に、時間をかけて、ゆっくりと進めています。

ときには1回の授業で1問しか進まないこともありますが、それでも構いません。

生徒が「わかった!」という実感を持ってくれるまで、じっくりと教えます。

先日の授業後、ある生徒が「俺、なんだか関数わかってきた気がする」とポツリとこぼしました。

その瞬間、思わず心の中でガッツポーズ。

そう、その感覚こそが大事なのです。

「なんだかわかってきたかも」――この手応えがやがて「わかる!」「解ける!」という自信へと変わっていきます。

この夏を通して、1人でも多くの生徒にそう思ってもらえるよう、全力で指導していきます。

ここで少し個人的な話を。

私は現在、数学も教えていますが、実は“バリバリの文系人間”です。

高校では文系クラス、大学は外国語学部の英語学科。

森戸塾をオープンしたときには、ある保護者の方から「先生、文系なのに数学も教えられるんですか?」と聞かれたこともあります。

その心配はもっともだと思います。

ですが、私は迷いなく「できます!」と答えました。

しっかりと準備もしてきましたし、何より自信がありました。

その理由は、自分自身が中高時代に数学が得意ではなかったから。

だからこそ、数学が苦手な生徒の気持ちが痛いほどわかるのです。

どこでつまずくのか、どんなところがわかりにくいのか、どう説明すれば伝わるのか――経験者だからこそできる指導があると信じています。

もともと得意だった人には見えにくい“つまずきポイント”を、私はしっかり押さえて教えることができます。

人に何かを教える立場の人間にとって大切なのは、自分がそれをどう乗り越えてきたかの経験だと思っています。

さらに恥ずかしい話ですが、実は英語も最初は苦手でした。

最終的には英語学科に進みましたが、最初のころは単語を覚えるのも嫌いでしたし、文法も苦手でした。

それでも、自分なりのやり方を見つけ、少しずつ克服してきた経験があります。

だからこそ、英語の指導もまた、しっかりとした生徒目線でできていると感じています。

“生徒目線”。

それが、森戸塾の指導の基本です。

この夏も、生徒一人ひとりにしっかり寄り添いながら、暑さに負けず、熱く熱く、指導を続けていきます!

(写真は”熱い”夏期講習の様子です。連立方程式の「食塩水」の問題に真剣に取り組んでいます)