こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
私は毎日、授業が終わってから遅い夕食を取るのですが、昨日の夕食はステーキでした。
「なんと豪華な!」と思われるかもしれませんが、これが違います。
先日、キッチンストアーで半額シールが貼られているものを見かけたので、買って冷凍保存しておいたものです。
値段は、なんと250円です。
しかし、お味はとても最高でした。
キッチンストアーさんには、いつも本当にお世話になっております(笑)。
ところで、以前までであれば、私は夕食とともによくお酒を飲んでいました。
しかし、ここ半年ほどは飲んでいません。
理由は、行政書士事務所を開業するにあたり、実務の勉強が必要となったからです。
行政書士試験では幅広い法律の知識が問われますが、実務と直結した内容はほとんど出題されません。
そのため、試験に合格しても、自分の専門分野に合わせた勉強をしなければ実務ができないのです。
ですから、そのための時間を捻出するために、お酒をひかえることにしたのです。
やめたばかりの頃は、何だかものすごい物足りなさを感じました。
今まで当たり前のようにしてきたことをやめるというのは、人間にとってはものすごく違和感を感じることのようです。
しかし、私は20年前にタバコをやめたときに感じたことを思い出して、その違和感を意外とすんなり乗り越えることができました。
それは「違和感は放っておけば自然に消える」というものです。
違和感をどうにかしようとせず、そのまま放っておいて、とりあえず、その時しなければならないことに取り組みます。
そうすると、違和感はいつの間にかに消えてなくなり、気がつくと、新しい状態が「当たり前の状態」になっているのです。
現在では、食事とともにお酒を飲まない状態が「当たり前の状態」となり、勉強のほかにもギターを弾いたり、DVDを見たりと、充実した深夜の時間が過ごせるようになっています。
お酒を飲んでいた頃は、DVDを見たり本を読んだりしても、細かい内容まで頭に入ってこなかったり、眠くなってそのままソファーで寝てしまうということもありました。
そして、次の日に体がだるかったりすることもたびたびでした。
それとくらべると、今は目覚めもスッキリで、この新たな「当たり前の状態」にとても満足しています。
ところで、私は教室で生徒たちにたびたびこう言います。
「気持ちで気持ちを変えることはできない」
「勉強したくない」という気持ちをやりくりして、その反対の「勉強したい」という気持ちに持っていくことは不可能です。
気持ちを変えることができるのは「行動」だけだからです。
「まずはやる気になってから」
このような考え方は、人間心理のメカニズムから見てあきらかに間違いなのです。
何かを始めるのにあたって、やる気があるかないかは重要ではありません。
やる気があろうがなかろうが、まずは「やること」が大切です。
やる気というものは、得ようとして得られるものではなく、やるべきことをやっていく中で自然に得られるものだからです。
しかし、いくら行動が大切とは言っても、そのための「きっかけ」は必要です。
私は、そのきっかけとなるのが「学習塾」だと思っています。
しっかりとした学習塾には、生徒たちに「勉強しなくちゃ」と思わせる雰囲気があります。
やる気の有無はともかくとして、生徒たちはその雰囲気に触れることによって勉強を始めます。
そして、いつしかそれが習慣となり、結果として成績アップにつながっていくのです。
ですから、塾としてもっとも大切な点は、生徒たちに「勉強しなくちゃ」と思わせるような雰囲気が、その塾にあるかどうかだと思います。
塾によっては、授業中の生徒どうしの勝手なおしゃべりを黙認しているところもあります。
また、生徒が講師に友達のように接することを容認しているところもあります。
友達のようにといえば、距離が近い感じで聞こえはいいですが、実際のところは「生徒が講師をバカにしている」ということです。
そのような塾の講師は、生徒に「慕われている」ということと、ただ単に「バカにされている」ということの違いがわかっていません。
当然ですが、子どもたちに「塾は勉強をするための場所」という意識はありません。
学校以外でも友達に会うことができ、楽しく「遊ぶことができる場所」ぐらいの認識しかありません。
では、どうしてそうなってしまうのでしょうか。
それは、大人の側が真剣でないからです。
子どもたちは、大人たちが真剣であれば、真剣さをもって返してくれます。
これは、私の今までの経験からハッキリそう断言できます。
ですから、勉強のきっかけを求めて塾に通うにしても、どこでもよいというわけにはいきません。
真剣な大人が、真剣に子どもたちと向き合っている塾でなければならないということです。
ぜひ、塾選びの際の参考にしてください。
今日はこのへんで。