こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
先月の6日に、あしかがフラワーパークプラザでおこなわれた「ふるさとまちおこし寄席」に行ってきました。
落語を生で聞くのははじめてでしたが、足利みらい応援大使の三遊亭歌橘さんや、笑点でおなじみの三遊亭好楽さんの見事な芸に触れ、今ではすっかり落語の魅力にはまっています。
先日は休みを利用して浅草演芸ホールまで行き、半日ほど落語の魅力を堪能してきました。
はじめての寄席ということで、入るまではやや緊張をしましたが、お昼前から夕方までの間、たくさんの噺家さんたちの芸を、心ゆくまでゆっくりと楽しむことができました。
塾の先生も「話す」ことによって、生徒たちの関心を引き付けなければなりません。
その点においては、噺家さんともだいぶ共通するところがあり、いろいろと勉強になりました。
また落語のおかげで、江戸の文化についてもさらに興味が湧きました。
今後はそういった点もよりくわしく学んで、社会の授業などに活かしていきたいです。
東京にはほかにも新宿末広亭や、池袋演芸場などの寄席がありますので、今度はそちらのほうにも行ってみたいと思っています。
さて、今年度も第1回目の「進路希望調査」の結果が発表されました。
注目すべきは足利高校で、定員240名に対し希望者が354名で、倍率が1.48倍です。
前年同期の倍率が1.29倍ですので、今年はだいぶ人気があります。
やはり、先日完成した新校舎効果がかなりあるようです。
これから本番に向けて数字はやや落ち着くと思われますが、もしこのままいけば100名以上が不合格になるとてもきびしい入試となります。
私も長い間、この足利で塾をやっていますが、足利高校でこのような数字を見たのははじめてです。
この傾向が来年度以降も続くかどうかはわかりませんが、私としてはしばらくは続くのではないかと考えています。
足利高校がややきびしい生徒にとって、つぎの志望先として考えられるのが佐野東高校です。
こちらは定員200名に対し、希望者が283名で、倍率は1.42倍です。
前年同期が1.36倍ですので、足利高校と同様に昨年度を上回る数字になっています。
こちらも数字は落ち着いていくと思われますが、仮にこのまま本番を迎えるとなると、80名を超える不合格者が出ることになりますので、やはりきびしい入試になることが予想されます。
今回の進路希望調査では、栃木県全体の平均倍率が1.14倍となっています。
したがって、それと比較すると足利高校、佐野東高校ともにかなり高い倍率になっていることがおわかりいただけるかと思います。
そのため、足利高校が第1志望の生徒が、志望先を佐野東高校に変更したとしても、決して楽に合格ができるということにはなりません。
また、佐野東高校が第1志望の生徒は、足利高校からの変更組が多数出たとしても、それとは関係なく合格できるだけの実力を身につけておく必要があります。
結論としては、どちらを受験するにしても、これから本番に向かって、さらにしっかりと受験勉強に取り組まなければならないということです。
ここで、塾の立場から強く言いたいことがあります。
それは「運に任せた高校受験はやめましょう」ということです。
倍率によって入試の結果が左右されるのは、ギリギリ合格ができるかどうかの生徒です。
倍率が低ければ合格できるかもしれませんが、そうでなければ不合格となってしまいます。
これでは入試の結果が、どれだけ勉強をしたかという「行動」よりも、得意な問題が出たか出なかったかといった「運」によるものとなってしまいます。
しかし、学力に十分な余裕があれば、その年の倍率がたとえどんなに高くても、運に左右されることなく確実に合格することができます。
倍率が1.5倍程度までの試験であれば、実力がある生徒が、問題との相性などによって不合格となることはありません。
どんな問題が出されても確実に合格することができます。
したがって、どこの高校を受験するにしても、目指すべきは合格ギリギリのラインではなく、合格者のなかでも、上位に入ることのできるくらいの学力なのです。
足利高校の合格者の平均偏差値は、下野テスト(学校のテストではありません)で「57」くらいです。
したがって、その「57」を目標とするのではなく、少なくても「60」以上を目指す必要があります。
そして大切なことは、早くのうちからそのための準備に取りかかることです。
できるだけ早く信頼できる塾を探し、その塾と協力をしながら準備を進めていかなければなりません。
理想的なのは1年生のときからです。
2年生からでは遅いくらいです。
したがって、3年生からでは絶対に遅すぎます。
本来であれば、高校受験は「3年計画」で考えるべきものです。
ぜひその点を踏まえて、塾に通い始めるタイミングをご検討いただけたらと思います。
今日はこのへんで。
(写真は先日行った浅草演芸ホールです。浅草駅から徒歩で10分ほどのところにあります。昼の部が11:40から16:30まで、夜の部が16:40から21:00までとなっており、1回チケットを買えば、最大で4時間から5時間ほど、落語をはじめ、漫才、漫談、マジックなどをたっぷりと楽しむことができます)