日中はまだまだうだるような暑さが続いています。
それでも夜になると、ふとした瞬間に秋が近づいてきていることを感じられるようになりました。
毎日授業を終えたあと、教室から駐車場まで少し歩いて帰るのですが、その短い時間の中にも季節の変化を見つけることができます。
肌に受ける風がこれまでの熱風とは違い、ほんの少しだけですが涼しさを含むようになりました。
そして、耳を澄ませばコオロギやスズムシといった虫たちの鳴き声がにぎやかさを増しています。
つい先日までは蝉の大合唱ばかりだったのが、今では秋を告げる虫たちの声が主役になりつつあります。
まだ残暑の厳しい日が続くものの、心地よい季節がやってくることを待ち遠しく感じながら歩いています。
さて、この夏の大きな取り組みであった中学3年生対象の夏期講習が無事に終了しました。
20日間で合計50時間という長時間の学習でしたが、生徒たちは最後まで真剣に臨んでくれました。
連日の猛暑の中、自転車で通ってくれた生徒も多く、その頑張りには本当に頭が下がります。
長時間の授業をやりきったことで、受験生としての自覚がかなり芽生えてきたのではないかと感じます。
夏を経て少し顔つきが変わり、学習に取り組む姿勢にも成長が見られるのは講師として大きな喜びです。
ただ、気をつけなければならないのはここからです。
2学期が始まり、再び学校生活がスタートすると、どうしても周囲の雰囲気に引っ張られてしまうことがあります。
友達がまだ受験勉強以外のことやさまざまな行事などに夢中になっている姿を見て、自分もついペースを落としてしまう。
せっかく高まった受験生としての意識が少しずつ薄れてしまうことも珍しくありません。
しかし、2学期の過ごし方こそが本当に重要です。
夏期講習でつけた学習習慣や集中力を持続させ、学習のペースをさらに加速させなければ、これまでの努力が中途半端になってしまいます。
だからこそ、森戸塾では引き続き適度な引き締めを意識し、受験に向けて着実に前進できるようサポートしていきたいと考えています。
2学期の大切さは中学3年生だけに限った話ではありません。
中学1年生や2年生にとっても、この時期は学力の土台を固める大事な時期です。
まず中学1年生についてですが、この2学期からはいよいよ中学生としての本格的な勉強がスタートします。
特に数学はここからが本番です。
1学期までに学習した内容は、いわば基礎の準備段階にすぎません。文字式を学んだあと、2学期からは方程式に進んでいきます。
方程式は本格的な数学の入り口といえる重要単元です。
方程式の学習は最初こそ計算が中心ですが、本当の難しさはその後に待っている文章題です。
条件を整理し、式を立て、それを解く。
この流れは多くの中学1年生にとって大きな壁となります。
実際、方程式の文章題がテストに出題されると、ほとんどの中学校で平均点が一気に下がります。
しかし森戸塾の1年生はそうではありません。
例年、多くの生徒がむしろ点数を上げています。
それは普段の授業で「なぜそうなるのか」「どのように考えるのか」を大事にしているからです。
ただ公式を当てはめて計算するのではなく、文章から式を導く過程を徹底して練習することで、文章題を得点源に変えていけるのです。
次に中学2年生についてです。
2学期の数学は一段と難しくなります。
特に多くの生徒が手こずるのが一次関数と図形の証明です。
一次関数は「変化の割合」という新しい考え方を理解する必要があり、グラフと式を関連づけて考える力が問われます。
そのため、ただの計算練習だけでは太刀打ちできず、苦手と感じる生徒が続出します。
しかし、この一次関数は入試で必出の超重要単元です。
しかも関数の問題は、図形や文章題と融合して出題されることが多く、理解が不十分だと入試全体に大きな影響を及ぼします。
ですから2学期のうちに基礎からじっくり固めることが極めて重要なのです。
もちろん、森戸塾の塾生たちは徹底した訓練により、一次関数の壁を難なくクリアしていきます。
そして、もう一つの大きな壁が図形の証明です。
合同の証明に代表されるこの単元では、ただ答えを出すだけでは不十分で、なぜそういえるのかを筋道立てて説明する力が求められます。
最初は多くの生徒が頭を抱えますが、森戸塾の生徒はここを逆に得点源に変えていきます。
証明の形を安易に覚えさせるのではなく、論理的な説明の流れを徹底的に理解させ、それを何度も繰り返して訓練することによって、証明問題に強くなれるのです。
この経験は数学にとどまらず、国語や理科、さらには将来必要とされる論理的思考力にもつながっていきます。
もちろん、1学期から3学期まですべての学習が大切であることは言うまでもありません。
しかし、その中でも私は2学期を特に重視しています。
理由は、ここで学ぶ単元は一度つまずくと後から取り返しにくいものが多いからです。
方程式、一次関数、証明といった内容を曖昧にしたまま3年生を迎えてしまうと、受験勉強に大きな負担がかかります。
その一方で、しっかり積み上げておけば3年生での学習が一気に有利になります。
つまり、2学期は将来の学習を左右するとても大きな分岐点なのです。
数学や英語は「テストが終わったら終わり」という科目ではありません。
その単元の理解度が、次の学習や入試本番にまで影響を与えます。
だからこそ、方程式の文章題や一次関数といった内容は、その時点で確実に理解しておくことが求められます。
これから迎える2学期は、そうした意味でも極めて重要な時期だといえるでしょう。
この重要な時期を迎えるにあたって、お子さんの勉強について不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
現在の様子を丁寧に伺ったうえで、最適な学習法や対策をご提案いたします。
ちょっとした疑問や不安からでも構いません。
森戸塾は生徒一人ひとりが安心して学べる環境を整えています。
季節は夏から秋へと移り変わろうとしていますが、生徒たちの学びが実りの秋へとつながるよう、これからも全力でサポートしてまいります。
今日はこのへんで。
