こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
7月になりました。
毎日うだるような暑さが続いています。
今年の梅雨は、まるで「梅雨らしさ」を忘れてしまったかのようで、気がつけば傘の出番もほとんどないまま、夏が一気に顔を出したような感覚です。
このまま本格的な夏が始まるのかと思うと、暑さに体がついていけるかどうか、不安になるくらいです。
中3の夏期講習も、いよいよ今月末からスタートします。
夏期講習は受験の天王山、だからこそ、私自身もこの暑さに負けないよう、今から体調や気持ちをしっかり整えておこうと思っています。
さて、今日はそんな暑さの中でふと考えたことを、少し書いてみようと思います。
私はいつも、授業が終わると、生徒よりも先に階段を駆け下りて、ビルの入り口で生徒たちを見送っています。
これはもう長年続けている私の“習慣”のようなもので、どんなに疲れていても、ここは欠かさないようにしています。
昨日は中学2年生の授業でした。
授業が終わって、いつものように入り口で生徒を見送っていると、立て続けに2人の生徒が話しかけてきました。
「先生、聞いて!」
元気な声とともに、一人の生徒が、はじめて定期テストで合計400点を超えたことを報告してくれました。
もう一人の生徒は、英検の一次試験に合格したとのこと。
私は思わず、「すごい!やったじゃん!」と叫んでいました。
2人とも満面の笑みで、とても嬉しそうな顔をしていて、それを見ていた私も自然と笑顔になっていました。
生徒が喜ぶ瞬間を見ることができるのは、この仕事の中でもとびきりうれしい時間です。
どんな疲れも一気に吹き飛び、「よし、もっと頑張ろう!」と、こちらも元気と勇気をもらえます。
そんな気持ちのまま帰宅した夜、ふと先日した、長年付き合いのある教材会社の営業さんとの会話を思い出しました。
「最近、個人経営の学習塾でも生徒が集まっているところとそうでないところの差が、はっきりしてきてますね」
そんな話題の中で、私は思わず尋ねました。
「生徒が集まっている塾と、そうでない塾には、どんな違いがあると思いますか?」
彼の答えは明快でした。
「やはり“売りになる特徴”があるかどうか、だと思います。たとえば、英語指導に力を入れているとか、大学入試に主眼を置いた中高一貫指導しているとか…」
それを聞いて、私は思いました。
「じゃあ、うちの塾の“売り”って何だろう?」
そのまま彼に聞いてみました。
「〇〇さんから見た、うちの塾の特徴って何だと思います?」
彼は少し笑いながら、即答しました。
「それはもう、先生ご自身ですよ。先生そのものが“売り”じゃないですか」
……「え、俺自身が?」
正直なところ、その瞬間は少し戸惑いました。
でも、あとになって考えてみると、なるほどな、と思えてきました。
私はプロの塾講師として、誰よりもわかりやすい授業を目指しています。
学校の先生はもちろん、他のどの塾の先生よりも、です。
大手学習塾に勤めていたころは、社内の講師ランキングでも上位の常連でしたし、1位を取ったことも数えきれないほどあります。
しかし独立し、自分の塾を開いてからは、それ以上に心がけていることがあります。
それは、生徒たちのモチベーションを高めることです。
私はいつも、「どうすれば生徒たちがやる気になってくれるか?」そればかりを考えています。
そして、毎回というわけにはいきませんが、授業のカリキュラムに余裕があるときは、授業の前に5分、10分と、生徒たち全体に向けて、いろんな話をします。
勉強法の話、過去の生徒の成功例、私自身の経験談、最近読んだ本の話、勉強に対する正しい心構えについて──内容は毎回違いますが、目的はただひとつ。
「自分にもできるかもしれない」そう思ってもらうことです。
これを繰り返し、繰り返し伝えることによって、生徒は少しずつ変わっていきます。
一度モチベーションの火がつけば、生徒は自ら進んで勉強を始めます。
だからこそ、塾の最大の役割は“教えること”ではなく、“その気にさせること”だと、私は考えています。
大手学習塾時代には、授業の冒頭は「友達紹介のお願いタイム」でした。
時にはこれに、15分以上の時間を割かなければならないこともありました。
正直、私はそれがほんとうに嫌でした。
だって、その時間も保護者様からお金をいただいている大切な“授業時間”の一部なのですから。
でも、会社員である以上は、会社からの指示には逆らえません。
そんな違和感が、私を独立へと向かわせたのも、また事実です。
これからも私は、さらにわかりやすくて、そして“さらにやる気が出る授業”を続けていきます。
この塾で学ぶ生徒たちが、それぞれの目標に向かって、力強く、そして楽しみながら進んでいけるように。
夏本番を迎える今、改めて気を引き締めて、心も体も整えて、全力で生徒たちに向き合っていきたいと思います。
今日はこのへんで。
