こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
我が家には鉢植えの梅の木があります。
先日ふと見ると、いつの間にかつぼみが大きくなっていて、間もなく咲きそうな気配です。
毎日の気温や空気の様子は依然として冬のままで、春はまだ遠いような気がします。
しかし、自然の世界では着実に春の準備が進んでいることを実感します。
森戸塾でも、現在、中3生たちが喜びの春に向けて猛スパートをかけている真っ最中です。
私もさらに気合を入れてサポートしていきたいと思います。
さて、先日見たインターネットの記事にこのようなものがありました。
「正解率は55%」教育界に激震…小6が直角三角形の面積を求める問題に大苦戦する理由(プレジデントオンライン)
2021年度の全国学力テストで出題された直角三角形の面積を求める問題で、小6生徒の正答率が、55.4%だったという記事です。
ご存知のとおり、三角形の面積は「底辺×高さ÷2」の公式によって求めることができます。
計算さえ間違えなければ、特に難しいことはありません。
しかし、そんな簡単な問題なのに、なぜおよそ半分の生徒しか正解できなかったのでしょうか。
問題を見ると、出題された三角形は、底辺が3cm、高さが4cm、そして斜辺が5cmの直角三角形でした。
それが底辺が下にくる形ではなく、斜辺が下にくるような形で書かれていたのです。
したがって、斜辺を底辺だと勘違いして、底辺を5cmとして計算してしまった生徒が多かったようです。
これは、底辺と高さが、つねに「垂直」の関係にあることがわかっていれば防げるミスです。
しかし、なぜそんな単純なミスをしてしまう生徒が多いのでしょうか。
ここ20年ほど指導に携わって思うことは、最近の小中学生は、とにかく問題を解く量が少ないということです。
教育の世界では、いかにして子どもたちの「考える力」を育てるかということが重要なテーマとなっています。
しかし、考える力を養うためには、まずその前に「基礎的な知識を使いこなす力」が必要となります。
そして、基礎的な知識を使いこなすためには、それを学んだうえで、繰り返しの訓練をおこなうことによって、まずはその使い方に「慣れる」ことが必要なのです。
「基礎や基本にいかに慣れるか」
これこそが小中学生に求められる勉強です。
基礎や基本がしっかりとしていれば、それ以外に何か特別な勉強をしなくても、考える力は自然と身につきます。
しかし、最近の小中学生のカリキュラムを見ていると、そのような段階をおろそかにして、一足飛びに理想や目標に近づけようとしているように思えてなりません。
例えば、今年度の教科書改訂によって、中学校では英語の学習内容が大幅に変わりました。
定期テストなどの問題を見ても、あるテーマについて、英語で自分の意見を書かせるような問題がかなり増えています。
しかし、単語、熟語、文法といった基礎的なものを理解していない生徒が、自分の意見を英語で書くことができるでしょうか。
もちろん、できるわけがありません。
以前までであっても、簡単な和文英訳すら完璧にできない生徒が多かったわけですから、いきなりハードルが上がりすぎです。
事実、今年になってからあちこちの中学校の定期テストで、英語の平均点が下がっています。
しかし、よく見てみると、もとから英語が得意だった生徒の点数は、さほど下がっていないことがわかります。
いくら問題が難しくなっても、英語が得意な生徒は、それまで培ってきた基礎や基本を使いこなし、自由に組み合わせていくことで対応できるからです。
このように、考える力というのは、基礎や基本といった土台の上にはじめて成り立つものなのです。
考える力を獲得するためには、基礎や基本を自由に使いこなせるよう、まずはそれに十分に慣れることが必要です。
すると、特に意識をしなくとも、気がついたときには、自然と身についているものなのです。
先ほどの直角三角形の問題も、訓練による慣れができている生徒にとっては、斜辺の5cmがひっかけだと見破るのは簡単だったはずです。
そうできなかったのは、やはりふだんからの練習の量が足りていなかったというわけです。
授業を聞くというのは、どちらかといえば「受け身的」な勉強です。
しかし、問題を解くという行為は、自らおこなう「能動的」な勉強です。
何かを身につけるためには、実際にそれをやってみるのが一番です。
よく「頭で理解して体で覚える」といいますが、小中学生の勉強はまさにこれです。
頭で理解して「手」で覚えるのです。
授業を聞いたあとは、家で十分に手を動かしてください。
どれだけ手を動かしたか。
それがそのまま成績となって現れます。
成績の良し悪しは才能ではありません。
いかにそのための訓練を重ねたかです。
だれにでも成績向上のチャンスはあります。
ぜひがんばってください。
今日はこのへんで。
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(コロナ禍になってから素材にできる写真が増えません。したがって、今回も以前に札幌に行ったときの写真となってしまいました。写真は北海道が誇る地元密着型コンビニチェーンのセイコーマート、通称セコマです。セコマにはとてもお買い得なオリジナル商品がたくさんあります。私のおすすめは「北海道メロンソフト」です。北海道産のメロンと牛乳をぜいたくに使ったおいしさです。また、ホットシェフといって、店内で調理したお弁当類も豊富で、こちらのお味もなかなかです。北海道に行った際はぜひのぞいてみてください。)
