プロ野球のキャンプが各球団で始まりました。
また、今日からはミラノ・コルティナオリンピックも開幕します。
今年の春はさらに野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)もあり、スポーツの話題には事欠きません。
もともと野球好きの私としては、プロ野球のキャンプ情報やWBCのニュースは目ざとくチェックしており、毎日のように結果や選手の動向を追っています。
オリンピックについては、正直なところ今朝になって「え、今日からなの?」という感じでしたが、始まったら始まったで、やはり熱心に観戦してしまうことでしょう。
スポーツの魅力は、やはり心を熱くさせる力があります。
さて、今日は少し趣向を変えて、「優先順位」についてお話ししたいと思います。
特に中学生を対象にしたお話です。
中学生は本当に忙しい学年です。
勉強だけでなく、部活やさまざまな習い事、学校行事など、多くのことを同時にこなさなければなりません。
日々の生活の中で、これらを両立させることは本当に大変で、私がこれまで教えてきた中でも、皆が本当に努力していることを日々感じてきました。
もちろん、学生スポーツの価値は競技の成績だけで測れるものではありません。
しかし、これまでに教えた生徒の中には、スポーツで全国レベルの成績を収めながら、勉強も手を抜かずにしっかり取り組んでいた生徒もいます。
両立は決して簡単なことではなく、努力と工夫の積み重ねがあって初めて成り立つことです。
本当に頭が下がります。
そのような中で、私が今日はっきりさせたいことは、多くの中学生にとって、日々の生活の軸となるのは「勉強」である、ということです。
もちろん、私自身スポーツは大好きですし、決して否定するつもりはありません。
スポーツから学べることは非常に多く、私自身も息子に野球を経験させていますが、野球を通して得られる協調性や忍耐力、目標達成の喜びなど、勉強だけでは得られない成長を感じています。
しかし、ほとんどの子どもにとっては、主役は勉強であり、スポーツは脇役であるということを、子ども自身だけでなく、親も理解していなければなりません。
なぜなら、勉強をするかしないかは、その子の将来に直結する問題だからです。
どの高校に進学するか、どの大学を卒業するかによって、将来選べる人生の選択肢は大きく変わります。
これは否定できない現実です。
一方で、スポーツに関して言えば、ごく限られた才能を持つ一部の子どもを除けば、将来に直接影響することはほとんどありません。
ここでいう「ごく限られた子」とは、将来プロ野球選手やオリンピック選手として確実に活躍できるような才能を持つ子どもたちのことです。
そういう子どもに対しては、もちろんスポーツを優先することを勧めます。
しかし、実際にそのレベルの才能を持つ子どもは非常に少数です。
したがって、ほとんどの子どもにとって、スポーツや勉強以外の活動は楽しみのための活動、つまり遊びの延長であると考えたほうが現実的です。
もし子どもが「勉強より遊びを優先したい」と言えば、ほとんどの親は当然叱ります。
しかし、現状では「今は勉強よりもスポーツを優先したい」と言うと、なぜか多くの親はその要求を受け入れてしまうのです。
しかし、それは結局のところ「今は遊びを優先したい」と言っているのと同じことなのですが。
残酷な現実ですが、足利の子どもたちの平均学力は、他の地域と比べると非常に低い水準にあります。
各中学校で上位の子でも、高校入試まではどうにかなるかもしれませんが、大学入試では思ったようには通用しないケースがほとんどです。
この状況で、学力を一定以上身につけようと思えば、勉強を軸に生活を組み立てるしかありません。
スポーツの隙間時間で勉強をするような姿勢では、十分な成果を上げることは難しいのです。
これは、私がこの20年間、足利の子どもたちを見てきた実感です。
もちろん、私の意見に賛同するかどうかは個人の自由です。
理想を言えば「文武両道」、勉強もスポーツも両方しっかり取り組み、成果を上げることが望ましいでしょう。
しかし現実には、すべての子どもがそれを実現できるわけではありません。
だからこそ、日々の生活の中で「何を優先するのか」を明確にし、親子で共有することが重要なのです。
日々の生活の軸をしっかりと決めることで、勉強もスポーツも、より有意義に取り組むことができるでしょう。
春のスポーツシーズンを楽しみつつも、子どもたちの将来を見据えた優先順位の設定が何より大切だと考えています。
(写真はエスコンフィールド北海道です。北海道日本ハムファイターズの中でも、私が特に応援しているのが、佐野日大出身の五十畑亮汰選手です。先日、佐野日大の先生とお話をする機会があったのですが、「五十畑くんは勉強もすごく頑張ってましたよ」とおっしゃっていました。それを聞いてますますファンになりました)
