ミスター・ヤマモロ

こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。

来年度から実施予定の「大学入学共通テスト」が、またまた大混乱です。

英語の民間検定試験につづき、今度は国語と数学の記述式問題の導入が見送られそうな気配です。

約50万人もの答案を、短期間で公平に採点するのは不可能といった批判が相次いだためです。

私個人としても、まったくその通りだと思います。

記述式問題については、それぞれの大学が2次試験で出題しているわけですから、わざわざ共通テストで出題する必要はないはずです。

それにしても、この共通テストですが、実施前から問題が多すぎます。

これならいっそうのこと、実施そのものを廃止して、センター試験を存続させたほうがいいのではないかと思います。

政治家や役人の人たちは、受験生とその家族のことをまず第一に考えるべきです。

そして、もし制度変更をするのであれば、そのうえでの変更をお願いしたいと思います。

さて、制度変更といえば、小学校でも来年度に大きな変更が予定されています。

ご存知のとおり、小学校で英語が正式な「教科」として扱われ、評価の対象になります。

国際化が進む現在の社会において、これからますます英語の必要性が高まるのは間違いありません。

小学校での英語の「教科化」は、賛否両論がありますが、時代の流れとしては当然なのかもしれません。

ところで、小学校で英語が正式な教科となると、新たな問題が生まれる可能性があります。

中学生になる前の段階で、すでに「英語嫌い」となってしまう子が、大量に出てしまう可能性があるのです。

ですから、私の塾としても、万全の体制を整えなければならないと考えています。

来年度からの授業で、私が子どもたちに強く伝えたいことは、英語は難しくてやっかいなものではなく、簡単で楽しいものだということです。

それがしっかりと伝わるような授業を、現在密かに計画中です。

英語が楽しいと思える要素の一つとして、正しく発音できるということがあります。

私はよく、純ジャパ(長期の海外滞在経験のない日本人)のわりには、英語の発音がいいと言われます。

私は大学で英語を専攻しましたが、発音を学んだのは大学生の時ではありません。

中学生の時です。

しかも、学校ではなく自宅で学びました。

私が中学生だった1980年代はまさに洋楽ブームでした。

当時は、小林克也さんの「ベストヒットUSA」のような番組がいくつもあり、海外の人気アーチストのビデオがテレビでバンバン流れていました。

私はそれを、テレビにかじりつくように見ていた中学生だったのです。

「かっけー!」

歌詞の内容はさっぱりわかりませんでしたが、海の向こうのアーチスト達に夢中になりました。

特に好きだったのは「デュラン・デュラン」でした。

イギリスのイケメン5人組バンドです。

そのうち、聞いているだけでは飽き足らず、自分でも歌ってみたくなりました。

歌詞を手に入れて、がんばって覚えました。

どうにか歌えるようになると、今度はもっと上手に歌いたくなります。

カセットから聞こえる サイモン・ル・ボンの歌声に耳を傾けながら、何度も何度もマネをしました。

そうして覚えたのが英語の発音なのです。

覚えたのは発音だけではありません。

単語やイディオムなども覚えることができました。

もちろん、リスニングにも役に立ちました。

さて、この発音ですが、ちょっとしたコツを知っているだけで、かなりそれっぽく発音できるようになることをご存知でしょうか?

例えば「起きる」を英語で言うと「get up」ですよね。

もちろん読み方は「ゲットアップ」です。

しかし、ネイティブ、特にアメリカ人はこれを「ゲラッ」に近い音で発音します。

どうして「ゲットアップ」が「ゲラッ」になるのでしょうか?

実はアメリカ英語には、母音にはさまれた「t」が「ラ行」に近い音に変化するという法則があるのです。

「get」の「t」の前後は「e」と「u」で、両方とも母音です。

ですから、ちょうど「t」が母音にはさまれた形になっています。

そのため「t」の部分が「ラ行」に近い音に変化して、まさに「ゲラッ」となるわけです。

この理論でいくと「get in」は「ゲリン」です。

「get out of」は「ゲラウロ」です。

アナ雪の「Let it go」は「レリゴウ」です。

そして「Mr. Yamamoto」は「ミスター・ヤマモロ」なのです。

ちなみに、単語の最後の子音は、かすかにしか発音されないことも知っていると、なおいっそう理解が深まります。

このほかにも、発音がうまくなるための法則はたくさんあります。

「好きこそものの上手なれ」とい言いますが、カッコよく発音できるということも、まずは英語が好きになる大切な要素です。

私の塾の小学生英語クラスでは、このような内容もたくさん盛り込んで、英語が大好きな小学生をを一人でも多く育てたいと思います。

今日はこのへんで。