親の背中

こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。

ここのところ雨続きで、もう梅雨に入ってしまったかのようです。

しかし、実際のところ梅雨入りはまだ先のようです。

昨年は長雨にだいぶうんざりしました。

農作物の成長に欠かせない季節であることは、重々承知しています。

しかし、太陽が拝めない期間があまりにも長いと、正直、だいぶ気が滅入ります。

今年はどうか、ほどほどの長さで終わってもらいたいものです。

さて、先日、中央大学教授で社会学者の山田昌弘氏の書いた本を読みました。

タイトルは「新型格差社会」(朝日新書)です。

先ほど用があって、太田のイオンに行ってきたのですが、書店をのぞいてみると「売れ筋ランキング」の2位になっていました。

山田氏はこの本の中で、それ以前からすでに広がり始めていた格差が、今回のコロナ禍によって、ますます広がりつつあることを指摘しています。

そして、それが家族の形、子どもの教育、選択できる職業、住む場所、消費行動など、人びとのさまざまな面に影響を与え、令和は、誰もが「格差の存在を認めざるを得ない時代」になると述べています。

この本の中で、私が興味を持ったのは、もちろん「教育の格差」についての章です。

おもな内容は、子どもが受けることができる教育は、親の経済力によって決まり、受けた教育によって生涯の収入が決まるので、世代を超えて格差が再生産されるというものです。

おおむねその通りだとは思いますが、私が特に関心を持ったのは、親の「経済力」ではなく「姿勢」についてです。

親がパソコンを家庭でも使いこなして仕事をしていたり、常時当たり前のように英語を使っている家庭に育った子どもは、「自分もパソコンや英語を使えて当たり前」という意識を自然に持つでしょう。(71~72ページ)

子どもの知的な興味や関心は、親自身の教養に対する関心に大きく左右されます。家に大きな本棚があって、そこにたくさんの本がある家庭に育った子どもと、まったく読書をしない親のもとに育った子どもでは、知的好奇心に大きな格差が自然に生まれてしまうのです。OECD(経済協力開発機構)の調査でも、自宅にある本の冊数と子どもの成績の間には相関があるという結果が出ています。(74ページ)

よくよく考えてみれば、これはものすごく当たり前のことです。

人間にとって「真似」をするという行為は「成長」の基本です。

ですから、子どもは親の真似をしながら、行動の規範やさまざまな価値観を身につけていきます。

よく「子は親の鑑」と言いますが、まさにその通りなのです。

したがって、子どもに勉強をしてほしいと願うのであれば、まずは親が子どもに、自らが勉強する姿を見せなければならないということなのです。

「とは言ってもね~」

保護者様のこんな声が聞こえてきそうです。

保護者様が、目が回りそうなくらいに忙しい毎日を過ごされていることは、私も十分に承知しています。

しかし、ここはぜひ、どうにか工夫をしていただけたらと思います。

ほんの少しの時間でもかまいません。

お子さんといっしょに、読書の時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

お子さんといっしょに、英語を勉強しなおしてみるのはいかがでしょうか。

お仕事に必要な勉強などがあれば、お子さんが勉強をする時間に合わせて、いっしょに勉強してみるのはいかがでしょうか。

何か、今後役に立ちそうな資格があれば、思いきってチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

「子どもは親の背中を見て育つ」と言います。

困難に立ち向かう親の姿は、子どもにとって絶対にプラスになるはずです。

「じゃあ、お前はどうなんだよ?」

またまた保護者様の声が聞こえてきそうです。

私はと言いますと、現在、中国語にチャレンジしています。

大学生の時に少しだけかじった中国語を、本格的に学び直している真っ最中です。

きっかけは行政書士の仕事を始めたことです。

外国人の「在留資格申請」をサポートするのも、行政書士の業務の一つであることは、以前書いた通りです。

その際に、日本の行政機関に、外国の行政機関が発行した書類を提出することがあります。

手続き上の決まりとして、原則的に外国語で書かれた書類には、翻訳を添付することになっています。

したがって、英語だけではなく、中国語もわかっていたほうが、より幅広い依頼者のニーズに応えられるのではないかと考えたのです。

それが、中国語を勉強しなおそうと考えた理由です。

ここのところ、中学生の娘が英検の勉強に取り組んでいます。

同じリビングで、私は中検(中国語検定)の勉強に取り組んでいます。

そのような親の姿を、娘がどう見ているのかはわかりません。

また、中国語は発音が難しく、習得はけっして楽ではありません。

しかし、しっかりとがんばりたいと思います。

ということで、今回は中国語で締めたいと思います。

再見!

今日はこのへんで。