「サザエさん」に思う

こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。

いま、海の中で異変が起きているそうです。

それまで当たり前に獲れていた魚が、獲れなくなりつつあるのです。

以前であれば、イカは水曜日のヤオコーでは特売品の定番でした。

1杯100円程度で手に入り、刺身、炒め物、フライなど、いろいろな料理に重宝しました。

それが最近は、ほとんど店頭にならびません。

ならんだとしても、1杯200円以上もします。

2年ほど前に函館に行きました。

函館といえばイカ漁で有名ですから、新鮮なイカをとても楽しみにしていました。

しかし、着いてみるとどこにも見当たりません。

お店の人に聞いてみると「ぜんぜん獲れないんです」とのことです。

イカのほかにも、サンマ、サケなどの漁獲量も大幅に減っているそうです。

そういえば、毎年であればサンマが大量に店頭にならぶ時期も、今年はちょこっとだけ置いてある印象でした。

しかも、あまり脂がのっておらず、見た目がほっそりとしていました。

このような異変の原因は、まだはっきりとはわかっていません。

乱獲なども原因とされていますが、地球温暖化による海水温度の上昇が原因とも考えられています。

やはり、私たちはいま一度、自分たちの生活のあり方について考えるべきなのかもしれません。

私個人としては「サザエさん」の頃の暮らしが、環境とのバランスが最も良かったような気がします。

「サザエさん」といえば、こんな言葉をご存知でしょうか?

「サザエさん症候群」です。

日曜日の夕方の「サザエさん」の放送が終了するころ、どうしようもなく気分が落ち込んでしまうというものです。

「明日からまた仕事か」と思うことによって、そのような症状が出るそうです。

「サザエさん症候群」ではありませんが、私は小学生の時、日曜日の夕方がとても憂うつでした。

当時はまだ週休2日ではなかったので、学校の休みは日曜日だけでした。

土曜日は午前中で授業が終了しますが、最後に大量の宿題が出ます。

私は「計算ドリル」の宿題が特にイヤでした。

量が半端ではなかったからです。

5問や10問では済みません。

5ページから10ページです。

しかも、私は当時、硬式野球チームに所属していて、日曜日は一日中練習でした。

それだったら、土曜日のうちに済ませてしまえばいいのですが、土曜日の午後は開放感にひたって、友だちと遊ぶのが何よりもの楽しみです。

そして、家に帰ってくると楽しいテレビ番組がいっぱいです。

「タイムボカン」「ヤッターマン」「まんが日本昔ばなし」「クイズダービー」「8時だヨ!全員集合」「オレたちひょうきん族」「Gメン75」

結局、宿題は手つかずのまま、土曜日は終わります。

そして、日曜日の夕方、野球の練習でクタクタになったあと、やっと重い腰を上げて取りかかるのです。

大量の計算問題にイライラしていると「サザエさん」のエンディングテーマが流れてきます。

「あ~ 、こんなの終わんないよ!」

そして、憂うつな気分となるわけです(笑)。

しかし、いまになって考えると、この宿題のおかげでかなり計算力がついたのも確かです。

事実、学生時代は計算で困るようなことは一度もありませんでした。

当時は小学校の先生を恨みましたが、今では大感謝です。

ところで、塾で教えていて思うのは、最近の子は計算力が低いということです。

正確さやスピードに欠ける子が多いのです。

そのような子を観察してみると「数に対する感覚」が鈍いことに気づきます。

例えば「25の4倍は100だから、125は25の5倍」「15の2倍は30だから、60は15の4倍」といった感覚が身についていないのです。

ですから「125÷25」や「60÷4」といった計算の答えを、中学生になっても、いちいち筆算で求めようとするのです。

なかには、100をかけたり、100で割ったりする計算まで筆算しようとする子もいます。

「数に対する感覚」を養うには、大量の訓練が必要です。

現在の子どもたちは、この訓練が圧倒的に不足しているようです。

宿題は出ていても、圧倒的に分量が少ないのです。

「英語の教科化」や「プログラミング」など、小学校ではさまざまな新しい取り組みが導入されようとしています。

教育には、時代とともに変える必要があるものと、時代が変わっても変えてはいけないものがあります。

「計算」のように、その教科の基礎を支えるものの訓練は、絶対に変えてはならないものです。

しかし、現在の学校教育では、その量が圧倒的に不足しているのです。

ですから「学校から要求されたものだけをやっておけば大丈夫」とは考えてはいけません。

不足している分を、それぞれのご家庭が独自に補っていかなければならないのです。

「早期教育」こそ必要ありませんが、不足分を補うための「補てん教育」が絶対に必要なのです。

もし、まだのようであれば、すぐにでもお始めになってください。

今日はこのへんで。