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あともうちょっと

こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。

毎年のことですが、10月は、下野テスト、三者面談と、日曜日の予定がつづきます。

でも、予定もやっとひと段落、きのうは3週間ぶりの何もない日曜日でした。

ソファーでゴロゴロしていると、最近、野球に興味を持ち始めた息子が、キャッチボールの相手をせがんできました。

「よっしゃ、やるか!」

と、相手にすること、約10分。

「な~、もうそろそろやめにしないか」

「え~、なんで?」

私は、ふだん、まったくと言っていいほど、運動をしません。

そんな私にとって、たった10分とはいえ、息子とのキャッチボールは、かなりの運動量だったようです。

おまけに、今朝起きると、足が筋肉痛に…

「こりゃ、すこしは運動せなあかんわ」

と、そう強く思った、50歳の秋でした。

ところで、10月6日に実施した下野テストの結果が却ってきました。

順調に成績を伸ばしている子が多いなか、足踏みをしている子もいます。

成績が伸びている子については、もちろん何の問題もありません。

しかし、問題は足踏みをしている子です。

この時期、成績が伸びないのには、2つの原因が考えられます。

まず1つ目は、やるべきことをやっていないということです。

これでは成績が伸びなくて当然です。

解決策としては、ただ、やるべきことをやるしかありません。

2つ目として考えられるのは、やるべきことはやっているのに、まだそれが結果としてあらわれていないということです。

実は、勉強の結果は、かけた時間に比例してあらわれるものではないのです。

熱心に勉強を始めても、しばらくの間は結果となってあらわれない時期があるのです。

でも、そのままがんばって勉強を続けると、ある時を境にして、そこからいっきに成績が上昇するのです。

ですから、それまでの間を耐えることができるか、すべてはそこにかかっているわけです。

「このままで本当に大丈夫なのかな?」

なかなか結果があらわれないと、こんなふうに不安になるかと思います。

でも、絶対に大丈夫です!

自分では実感がなくても、着実に力はついています。

陶器のカップがあるとします。

そのカップにお茶が注がれるのを真横から見ます。

カップの中でお茶が増えていく様子は、当然見えません。

いまどれくらいの量が入っているのかもわかりません。

でも、いっぱいになると、お茶はいっきにあふれ出します。

それを見て、ああ、やっぱりカップの中のお茶は確実に増えていたんだなと、わかります。

「頭」ではなく「目」でわかるのです。

これと同じです。

成績が上がらない時期は、まだ、カップにお茶が貯まりきっていないのと同じ状態なのです。

いずれ、お茶があふれ出すように、それまで貯めた学力は、点数という形になってあふれ出てくるのです。

努力が形になるのには、少々の時間が必要です。

でも、それまで「あともうちょっと」です。

自分を信じてがんばりましょう!

今日はこのへんで。