こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
さて、新年度がスタートしておよそ2週間ほどが経ちました。
森戸塾では、今年も新しい生徒たちをたくさん迎えての新年度スタートとなりました。
学習塾は、毎年3月に受験を終えた生徒たちが卒業します。
したがって、ここでグッと生徒数が減ることになります。
そして、それを半年からほぼ1年をかけて、もとの人数に戻していくというのが一般的な学習塾の姿です。
また、もとに戻すことができればいいのですが、ますます進む少子化の影響から、最近ではなかなかそうできない学習塾が増えていることも事実です。
しかしながら私の塾は、毎年春休みの段階でもとの人数に戻ります。
今年度も、もちろんそうでした。
ほんとうにありがたいことだと感謝しています。
今年度もさらにいい指導を目指して、全力でがんばっていきたいと思います。
さて、新年度を迎えるにあたって、新たに始めたことがあります。
何を今さらという感じですが、それは英語の勉強です。
私は学生時代に、千葉市の幕張にある神田外語大学という大学で英語を専攻していました。
一般教養などは他の大学と同じで、日本語で講義がおこなわれていました。
しかし、専攻である英語の授業については、外国人の先生が英語で講義をすることがふつうでした。
そして、学生たちも日本語ではなく英語で話すことが求められており、授業によっては、うっかり日本語で話そうものなら、教室から追い出されかねないような雰囲気がありました。
したがって英語を話さなければ、単位をもらうことができず、卒業をすることもできなかったので、否が応でも英語を話さなければならない環境でした。
私も、それはヘタクソでしたが、がんばって英語を話すことによって、どうにか卒業までこぎつけることができました。
しかし大学を卒業すると、ふだんの生活の中で英語を話すことがほとんどなくなってしまいました。
そして30年ほどたった現在では、読んだり書いたりするぶんには問題ないのですが、いざ話すとなると、少し考えてからでないと英語が出てこない状態になってしまいました。
先日、NHKのラジオ英会話を聴いていたときのことです。
「こんな場面では英語ではどう言う?」的なコーナーがあるのですが、チャレンジしてみたところ、やはりとっさに英語が出てきません。
あとから解答を見ると、ほんとうに簡単な英語です。
これはいかんと思い、スピーキングを中心にもう一度、英語を勉強し直そうと決意しました。
スピーキングの訓練には、まずは音読がいいということで、最近ではひまさえあればブツブツ言っています。
不審者に間違われるといけないので、外ではやらないようにしていますが、うっかりするとついブツブツ言っているときがあります(笑)。
中学生の英語の勉強にも音読は効果的です。
以前は私の授業でも生徒たちに音読をさせていました。
しかし、コロナ禍以降はなるべく控えるようにしています。
したがって、家での勉強にぜひ音読を取り入れてみてください。
じつは、私が英語を勉強し直そうと思った理由がもう1つあります。
先日、同級生で現在も職員として大学に残っている友人から、同窓会のホームページに記事を書かないかという話をもらいました。
毎月1人ずつの卒業生が、学生時代のこと、卒業後のこと、そして現在の活動の様子などを書くものです。
書いたあと、プロのライターの方が読みやすく編集してくれて、完成した記事が卒業生紹介という形でホームページに掲載されます。
話をもらったときに、多くの卒業生が海外で活躍しているなかで、ほぼ国内限定で活動している私が、そのようなものを書いてしまっていいものかと思いました。
過去の記事を見てみても、やはり海外で活動している卒業生の書いたものが中心です。
しかし、私のように会社から独立し、そのあと長きにわたって自営を続けてきたという人の記事はなかったので、変わり種でいいかなとも思い、思い切って引き受けることにしました。
自分のことを書くのは恥ずかしかったのですが、学生時代のこと、就職のこと、転職のこと、独立のことなどを、ひとつひとつ振り返りながら、時間をかけて書きました。
すると、最近ではほとんど思い出すことのなかった学生時代の思い出が、幕張の風景とともにありありと蘇ってきたのです。
そして、毎日つねに英語に囲まれていて、外国というものの存在がものすごく身近にあったその頃が、何だかものすごく懐かしく思えてきました。
あのころのように、もう一度真剣に英語に取り組んでみよう。
気がつくと、自然とそんな気持ちになっていました。
この歳からの再挑戦で、英語のスキルがどこまで上昇するかはわかりません。
しかし、若い頃の情熱が再び蘇ってきたようで、気持ちはとてもワクワクしています。
子どもたちのお手本となれるよう、いつまでも学ぶ姿勢を忘れないようにしたいと思います。
今日はこのへんで。
神田外語大学同窓会ホームページに掲載していただいた私の記事です。
もしご興味があればご覧ください。