こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
4月になりました。
先月の末ごろに、花粉症の症状が一時期だいぶ軽くなりました。
これで今年の花粉症は終了かと喜んでいましたが、そうはいきませんでした。
ここにきて再び復活してきた模様です。
おそらくスギからヒノキの花粉へと切り替わったのでしょう。
手元にある飲み薬と目薬もだいぶ減ってきたので、あと1回は耳鼻科のお世話にならなければならない感じです。
4月といえば新学期ですが、森戸塾では3日からすでに新学期の授業がスタートしています。
この春からの新しい生徒も加わり、私も毎日新鮮な気持ちで授業に取り組んでいます。
ところで、今週の日曜日に春期講習はいったん終了しましたが、その後も毎日のようにお問い合わせをいただいています。
先日は市外の保護者様からお問い合わせをいただきました。
ホームページを読んで興味を持ってくださったそうです。
今回以外にも、私の塾では太田や佐野の保護者様から、お問い合わせをいただくことが時おりあります。
以前までであれば、市外からの生徒も受け入れていました。
しかし、現在ではすべてお断りをしています。
いちばんの理由は、足利市とほかの市では採択している教科書が違うからです。
森戸塾では教科書準拠のテキストを使っています。
したがって、市外の生徒にとっては、塾での学習が部分的に役に立ちません。
自分の塾ではじゅうぶんな満足を提供できないと判断した場合、無責任にお引き受けするのではなく、あえてほかの塾をおすすめすることも、プロとしては必要なことであると考えています。
せっかく興味を持っていただいたのに、本当に申し訳ないとは思いますが、そのほうがかえってお問い合わせくださった保護者様や、お子様のためになると思います。
もちろん、若干名(各学年1~2名程度)ではありますが、市内のお子様についてはまだ継続して募集をしています。
体験授業も随時おこなっていますので、ご希望の場合は「お問い合わせ」からお申し込みください。
ところで、私は体験に来てくれた生徒に、授業後に必ず感想を聞くようにしています。
ここ数年間で最も多かったのは「楽しかった」です。
つい最近まで、私はこの感想を聞くたびに、頭のなかに「?」が浮かんでいました。
私の塾の授業では、誰ひとり勝手におしゃべりをする生徒はいません。
私が話す以外はつねにシーンとしています。
また、私が何か冗談を言って生徒たちを笑わせるということもありません。
生徒たちとの距離を縮めようと、無理にフレンドリーな雰囲気を演出したりすることもありません。
塾講師としてまだ駆け出しの20代や30代の頃は、私も冗談を言って生徒たちを笑わせたり、兄貴分的な親しみやすさを全面に出して、生徒たちから近い存在を目指していました。
しかし、50代となった現在、私が昭和や平成の感覚のままギャグを言っても、生徒たちは凍りつくだけでしょう。
そして年齢的にも兄貴分どころか、今や彼らの父親の年齢ですら超えようとしています。
したがって生徒たちにとっては、私という人物や私のおこなう授業に、楽しいと思える要素は何もないはずです。
しかし、いろいろと考えてみた結果、ある一つの結論にたどり着きました。
じつは、授業の感想で「楽しかった」と同じくらいに数が多いものがあります。
「すごくわかりやすかった」です。
おそらく、楽しかったと答えてくれた生徒は、すごくわかりやすかったということを、そのような言葉で表現してくれたのだと思います。
授業がものすごくわかりやすかったので、頭の中にスイスイ入ってきて楽しかった。
そう言いたかったのではないかと思います。
もしそうであれば、私はとても嬉しく思います。
そして、自分の塾に大きな誇りを感じます。
これこそが長年の間、自分が理想として描いてきた塾の姿だからです。
「ごあいさつ」にも書かせていただいたように、私はある塾との出会いによって、その後の人生が変わるほど、大きく成績を伸ばすことができました。
しかし、その塾が楽しかったかと聞かれれば、正直どう返答したらよいか困ります。
授業は毎回シーンとしていて、先生が冗談を言ったりすることもほとんどありませんでした。
それどころか、教室にはいつもピーンとした緊張感が張りつめていました。
したがって、エンターテイメント的な楽しさは、まったくありませんでした。
しかし、授業がわかって楽しい、成績がものすごく上がって楽しいという要素は確かにありました。
そして、以前までの私であれば、とても考えられないような高校に合格できたことにより、その塾の授業は私にとって、とても楽しい思い出となりました。
塾の講師になって四半世紀以上が経ちましたが、私もようやくそのような塾を作ることができたような気がします。
森戸塾20年目のシーズンもしっかりとがんばりたいと思います。
今日はこのへんで。
写真は札幌の狸小路商店街のマスコットです。名前は「だっこポン」というそうです。とても失礼な話ですが、だっこポンという名前を知る以前、我が家では勝手に「たぬきち」と呼んでいました。そういえば「たぬきち」は「どうぶつの森」でしたね。ところで、私は若いころ兵庫県の尼崎市に住んでいましたが、近所に電車の駅から駅まで、線路に沿ってひと駅間もつづく大きなアーケード商店街がありました。いろいろな種類の店があり、ただぶらぶらするだけでも楽しかった思い出があります。私はそれ以来アーケード商店街が好きで、札幌に行くと用もないのにこの狸小路商店街に足が向かいます。先日も北海道が誇る地域密着型コンビニ「セイコーマート」で買った、北海道限定の乳酸菌飲料「カツゲン」を飲みながらぶらぶらしてきました・笑)