こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
前々回から前回の投稿まで、およそ10日の間隔が開きました。
理由は、私のもう1つの顔である、行政書士関連の用事で忙しかったからです。
ちなみに、私が行政書士事務所を開いた経緯は、以前の記事にも書きました。
ご興味のある方は、ぜひお読みになってみてください。
用事というのは、日本行政書士連合会が主催する「申請取次研修会」というものです。
外国人が日本に滞在するためには、滞在の目的に合った「在留資格」というものが必要となります。
例えば、日本の会社に就職して、デスクワーク系の仕事をする場合は「技術・人文知識・国際業務」という在留資格が必要となります。
また、日本人と結婚をして、日本で生活をするためには「日本人の配偶者等」という在留資格が必要です。
これらの在留資格を得るためには、国の機関である「出入国在留管理局」に申請をする必要があります。
しかし、この出入国在留管理局は、全国どこにでもあるわけではありません。
栃木であれば宇都宮、群馬であれば高崎といった具合に、限られた場所にしかありません。
また、日本に住む外国人の数は年々増えており、窓口はいつも大変な混雑です。
さらには、申請には本人自らの出頭が必要であり、法律が認める場合をのぞき、誰かが代わって申請をおこなうことはできません。
したがって、申請をおこなう外国人にとっては、ほぼ1日がかりになるなど、時間的にとても大きな負担となっています。
そこで、そのような負担を軽減するために設けられているのが、申請取次制度です。
外国人本人の代わりに、行政書士が申請を取り次いで、窓口に出向くことができる制度です。
しかし、これができるのは、行政書士のなかでも、所定の研修を終えて、届出をおこなった者のみとなっています。
もちろん、私も行政書士登録の終了後、直ちに研修を受けるつもりでいました。
しかし、予定が完全に狂いました。
それまで、ほぼ2か月に1回のペースで開催されていた研修会が、コロナの影響でことごとく中止となってしまったのです。
そして、ほぼ半年待った今月、やっとオンラインでの開催となったのです。
ということで、今回の研修はすべてオンラインでした。
受けてみての感想は、とても便利だなと思いました。
通常であれば、会場との往復に時間や費用がかかりますが、今回はそれが両方とも0です。
しかし、不便だなと思う点もありました。
まず、講義全般を通して、緊張感を保つのがとても大変だったということです。
もちろん、講義の内容が原因ではありません。
原因は、講義を受ける環境です。
講師の人が直接すぐ目の前にいて、まわりに熱心にがんばっているほかの受講生がいる状況とは違い、ついつい緊張感が薄れてしまうのです。
たびたび休憩を入れながら受講をしましたが、生の講義を受けた時より、強い疲労を感じたのも事実です。
また、わからないことがあったときの質問にも困りました。
あとから自分で調べることによって、たいていはどうにかなりましたが、内容によっては解決するまでだいぶ時間がかかったものもありました。
今回のこのような経験から思ったのは、やはりライブの授業に勝るものはないということです。
コロナ禍が始まったばかりの頃、授業を一時的にオンラインに切り替える塾がたくさんありました。
しかし、いろいろと考えた結果、私はライブの授業にこだわりました。
講師の持つ熱気や迫力は、映像では決して伝わらないからです。
それは、画質や音質がどんなに優れていても、映像では生のコンサートと同じ感動を味わうことができないのと一緒です。
確かに、映像の授業であっても、生の授業であっても、講師の口から語られる情報の量に変わりはありません。
しかし、それが熱気や迫力とともに届けられるか、そうでないかによって、生徒に伝わる量はまったく違ってくるのです。
生徒たちは、講師の熱気や迫力に触発されることによって、より真剣になるからです。
したがって、その場にいないと味わえない雰囲気というのも、実は授業の大切な要素なのです。
現在では、学習アプリ、映像教材など、生の授業以外にもいろいろな学習方法があります。
しかし、それらによって、子どもたちの学力が大幅に上がったという話は、聞いたことがありません。
やはり、そのような方法で成績を上げることができるのは、はじめから学習意欲が高い、ごく一部の生徒のみなのです。
たいていの生徒にとっては、熱心な講師による、ライブの授業に勝るものはありません。
ちなみに、自分で言うのもなんですが、私の授業は「ド迫力」と評判です。
おそらく、足利で1番だと思います。
最近はやや歳ですが、それでも、体を張ってがんばっています(笑)。
期末テストを終えて、塾をお探しであれば、ぜひ、体験に来ていただきたいと思います。
いつでも大歓迎です。
今日はこのへんで。