こんにちは。 足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
最近、甘いものにはまっています。
半年前に、お酒を飲むのをやめてからです。
子どもの頃はかなりの甘いもの好きでした。
近所の人からもらった温泉まんじゅうを、こっそり隠れて1箱まるまる食べてしまったこともあります。
もちろん、親からこっぴどく叱られました。
しかし、大人になってお酒を飲むようになってから、甘いものにまったく関心がなくなりました。
それが、お酒をやめたとたん、急に甘いもの好きが復活したのです。
自分でもビックリです。
足利に住んで20年ほどになりますが、実は「古印もなか」を食べたことがありませんでした。
しかし、先日知っている方からいただく機会があり、初めて食べてみました。
すると、実に美味しいではないですか。
今まで損をしていた気分です。
また、最近特にはまっているのは、借宿町にある「三船屋」さんのたい焼きです。
美味しいあんこがぎっちりとつまっていて、生地も絶品です。
ほぼ週2回のペースで買いに行っています。
「ビアードパパ」のシュークリームもお気に入りです。
太田のイオンに行ったときには、必ず買って帰ります。
これを、クリームがはみ出してこぼれないように食べるのが、至福のひとときです。
ところで、先ほどテレビのニュースで、東京の都立高校が3次募集をおこなうという報道を見ました。
3次募集というのは異例だそうです。
2次募集をおこなっても、なおも定員割れが解消されない高校が多いことが理由です。
なぜこのような事態となってしまったのでしょうか。
それは、今年から国の就学支援金の制度が変わり、私立高校の授業料が実質的に無償化されたからです。
以前までであれば、私立高校に進学する際のネックは費用の高さでした。
しかし、国の制度が変わったことにより、今年から、公立高校とほぼ変わらない費用で私立高校に通うことが可能となったのです。
これにより、進学先の選択肢が大きく広がることとなり、結果として都立高校の倍率が大きく下がったのです。
この現象は、東京だけにとどまらないようです。
今年度、栃木県の県立高校の倍率もかなり低いものでした。
県全体で見ると、一般選抜でたったのおよそ1.1倍です。
定員割れを起こしている学校や学科もたくさんありました。
このように、栃木県においても、県立高校が入りやすい状況になったことは間違いありません。
これは、受験生にとっては朗報です。
しかし、私はこれをあまり喜ばしいこととは思っていません。
高校受験で最も大切なのは、結果ではなく「プロセス」だからです。
受験勉強の目的は、もちろん、志望校に合格することです。
受験生たちは、志望校に合格するために必要だからこそ、一生けんめいに努力します。
しかし、簡単に志望校に合格できるとなれば、努力する生徒はいなくなってしまうでしょう。
努力をしてもしなくても、結果は同じ「合格」ですから、この2つの間にはたいした差はないように見えます。
しかし、その差は実に大きいものがあります。
一生けんめいにがんばった子と、そうでない子では、その後が大きく違ってくるのです。
がんばって合格した子は、受験勉強を通して「がんばることの大切さ」を学びます。
したがって、高校入学後も引き続きがんばることができます。
そして、それによって高校生活がより充実したものになります。
また、一生けんめいがんばったことで自信もつき、いろいろなことに意欲的にチャレンジができるようになります。
これにより、人生のチャンスを大いに広げることができます。
つまり、受験勉強をがんばった子は、それを通して、人生をよりよく生きる考え方や能力を身につけることができるのです。
さらに、しっかりと受験勉強をおこなった子は、同じ学校の中でも好位置からのスタートとなり、大学進学や就職などで断然有利になります。
現在、足高や足女から国公立などの有名大学に合格できるのは、ほんの一握りの生徒のみです。
もちろん、そのような子たちは、高校入学時からしっかりとした学力を身につけていた子たちです。
そうでない子たちは、残念ながら中堅レベルの大学ですら合格できません。
また、就職を希望する場合においても、給与の面や福利厚生などがしっかりとした企業から内定がもらえるのは、やはり成績のいい生徒に限られます。
このように、受験勉強は子どもたちに大きな人間的成長と、より確かな未来をもたらしてくれます。
「ふり返ってみると、あれほど勉強した時期はなかったよ」
私の塾のある卒業生が、昔をなつかしんで、お母さんにこう言ったそうです。
私としては、できるかぎり最小限の内容にしぼって勉強をさせているつもりですが、それでもやはり、生徒たちにとっては大変なようです。
しかし、その大変さがあるからこそ、子どもたちの未来が輝くのは間違いないようです。
今日はこのへんで。