こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
ゴールデンウィークの真っただ中、まさか自分がそんな目に遭うとは思ってもみませんでした。
床の上に置いてあった荷物を取ろうと、少しかがんだその瞬間――
「グキッ」と腰に激痛が走り、次の瞬間にはまったく動けなくなっていました。
そう、人生初の“ぎっくり腰”です。
幸いにも、歩くこと自体には大きな支障はありませんでしたが、それでも日常生活に支障をきたすのには十分でした。
椅子に座るにも一苦労、立ち上がるのにも一苦労。
寝ようとすれば痛みでうまく横になれず、起き上がろうとすれば悲鳴をあげるはめに。
ズボンを履く、靴下を履く――そんな何気ない動作すら自力では難しく、何度も妻の手を借りました。
「なんでこんなことに…?」と疑問に思わずにはいられませんでした。
というのも、私は今年のはじめからジム通いを始め、筋トレに励んできたのです。
年齢とともに体力の衰えを感じるようになり、「このままじゃいけない」と思って一念発起。
腕、胸、背中、脚…バランスよく鍛えたおかげで、見た目にも筋肉がつき、少しずつ体が引き締まってきていました。
だからこそ、「筋肉がついてきたのに、なんで腰を痛めるんだ?」という疑問がぬぐえなかったのです。
そんな中、たまたま読んだプロサッカー選手・長友佑都さんの著書に、思わぬ答えを見つけました。
そこにはこう書かれていました。(以下内容の要旨です)
「腰痛を予防するには、体の内部にある体幹(インナーマッスル)を鍛える必要がある。
一方、ジムでの筋トレで鍛えられるのは、主に体の表層にあるアウターマッスルのみである」
さらに驚いたことに、長友選手自身も腰痛に悩まされていた時期があり、徹底的に体幹トレーニングを行うことで克服したのだとか。
なるほど、私はジムでアウターマッスルばかりを鍛えて、「強くなった」と錯覚していただけだったのです。インナーマッスルがしっかりしていないと、表面の筋肉がいくらあっても、体を根本から支えることはできません。
そして、アウターマッスルとインナーマッスルがスムーズに連携することで、はじめてスポーツのパフォーマンスが発揮されるのです。
この話を読んで、私は「これは勉強にもそっくりだ」と思いました。
私たちが塾で行っている授業は、いわば“ジムでの筋トレ”にあたります。
先生と一緒に問題を解き、解き方を学び、知識を吸収していく。これはとても大切な「アウター的勉強」です。
しかし、それだけでは本当の意味で「できるようになった」とは言えません。
授業で学んだことを、自分の力で思い出しながら解き直す――つまり家庭での復習・自学、これこそが“体幹トレーニング”にあたるのです。
表面的な理解だけでは、テストや入試という「実戦」で力を発揮することはできません。
インナー(家庭学習)とアウター(塾での授業)がしっかり連携してこそ、本物の学力が身につくのです。
スポーツにおいて、アウターとインナーが連動して動くことがプレーの質を決めるように、勉強においても、授業と家庭学習の連動が、成績の伸びを大きく左右します。
家庭学習が疎かになると、せっかく授業で理解したことも定着せず、時間と労力の無駄になってしまう。
これは非常にもったいないことです。
そういう意味で、私は今回のぎっくり腰を通じて、改めて「家庭学習の大切さ」を痛感しました。
そして、森戸塾ではその家庭学習をサポートするための仕組みや工夫を、いくつも用意しています。
たとえば、
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授業で使用しているテキストに連動した「宿題テキスト」
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パソコンやタブレットから受けることができる「WEB確認テスト」
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何回でもくり返して見ることができる「解説動画サービス」
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わからないところを質問したり勉強の悩みなどが相談できる「オンライン質問サポート」
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漢字や英単語の定着に役立つ「WEBドリル」
どれも、「生徒が塾の外でもスムーズに学びを継続できる」ことを目指して設計されています。
「塾に通ってさえいれば成績が上がる」と思っているご家庭も多いかもしれませんが、“塾で学んだことをどう活かすか”こそがカギなのです。
もちろん、授業自体も「わかりやすく」「集中できる」ように日々工夫を重ねています。
どんなに良い教材があっても、それを使いこなすための“伝え方”が適切でなければ意味がありません。
森戸塾では、ただ知識を教えるだけでなく、「わかる楽しさ」「できる喜び」を感じてもらえる授業づくりを常に追求しています。
つまり、「わかりやすい授業」+「徹底した家庭学習のバックアップ」――これこそが、森戸塾の最大の特徴です。
筋肉も学力も、見た目だけでは測れません。
“内側”をしっかりと整えることが、やがて大きな成果へとつながっていきます。
皆さんもぜひ、家庭学習という「体幹トレーニング」をおろそかにせず、毎日の積み重ねを大切にしてくださいね。
今日はこのへんで。