具のないカレー

こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。

今日は水曜日ということで、ヤオコーの特売日です。

長崎産のアジが1尾94円なので、このあと行って買ってこようと思います。

お店で3枚におろしてもらい、そのあと「なめろう」にするつもりです。

ご存知の方も多いと思いますが、なめろうは千葉県の漁師料理です。

アジの身を包丁で細かくたたいて、刻んだねぎとしょうがを混ぜ、味噌とあえればできあがりです。

我が家ではそれに梅肉を加えるのが定番です。

もちろん、中骨は持って帰ってお吸い物の出汁にします。

94円(税込み101.52円)で豪華な(?)お昼御飯が楽しめそうです。

さて、特色選抜入試も終わり、つぎはいよいよ一般選抜入試です。

森戸塾では、3月5日におこなわれる一般選抜入試にむけて、直前1週間の集中授業をおこなう予定です。

すでに3年生の半分が、特色選抜で合格を決めていますので、ふだんとくらべて、だいぶ少ない人数での授業となります。

しかし、その分、記述問題や作文など、指導するのに時間がかかる問題を、一人ひとりじっくりと指導できるのではないかと思います。

受験生の学力はまだまだ伸びます。

入試を迎えるその日まで、あと5教科プラス50点を目指してがんばらせたいと思います。

さて、この1週間におよぶ直前授業ですが、私の塾では3月分の授業に相当します。

3月分の授業ですから、本来であれば3万円程度の授業料をいただくことになります。

しかし、私は授業料をいただいていません。

仮にいただいていれば、およそ30万円の収入です。

さらにえげつないことを言えば、受験の直前は生徒も保護者様も不安の絶頂です。

ですから、そこにつけこんで、もっと料金を上げることも可能です。

しかし、そんなことはしないのはもちろんのこと、料金そのものをいただかないのです。

正確に言うと、いただかないというよりも、いただけないのです。

それは、大手学習塾に勤務していた頃の経験によるものです。

私がかつて勤めていた大手学習塾は、授業料が高いことで有名です。

レギュラーの授業のほかに、さまざまな授業や講座があり、それらを全部あわせると相当な金額となります。

ちょっとトッピングを加えただけで、すぐに1000円を超えてしまう、どこかのカレーチェーンと同じような料金体系です。

「それなら、レギュラーの授業だけで済ませて、あとの授業や講座は取らなければいいのでは?」と思うかもしれません。

しかし、ほとんど具のないカレーが、トッピングなしでは食べられないように、レギュラーの授業だけでは完ぺきな受験対策ができないのです。

ですから、レギュラーの授業のほかに、どうしても、その他の授業や講座を取らなければならないのです。

また、受験に向けての不安をあおられて、ほとんどの生徒が、本来であれば不必要なものまで取らされます。

その結果、気がつくと、月々の総額が5万円近くになっていたということも珍しくありません。

さらには、それに冬期講習や夏期講習の料金が加わります。

いくら子どものためとはいっても、一般的なご家庭にとっては大きすぎる負担です。

その学習塾の一社員として、そのような様子を見ていた私は、たびたびこう思っていました。

「子どもに対する親の愛情を逆手に取ってとまでは言わないけれど、ちょっとやりすぎじゃないか?」

ですから、自分が独立して塾を開くときには、なるべくご家庭に負担がかからない料金設定にしようと心に決めていました。

同じ塾から独立して、自分の学習塾を開いた人の中には、やはり、この塾のお金の取り方に耐えられなかったという人もたさくんいます。

そして、私と同じように、できるだけ低料金で、質の高い指導を提供しようと努力をしており、さまざな場所で生徒やご家庭にたくさんの満足を与えています。

私の塾の料金は、大手学習塾にくらべてかなり安めの設定になっています。

中1と中2は季節講習がありませんので、余計な費用がかかりません。

中3は年間で大手学習塾の半分程度です。

しかし、それでもご家庭の負担は小さくないと思います。

本当は、保護者様の負担を減らすべく、さらに安い料金が設定できれば理想的です。

しかし、塾の維持にかかる経費や、家族が暮らしていくための生活費を考えると、いまの料金がどうしても限界です。

ですから、そのほかに私にできることといえば、さらに指導の質を高めて、かかった費用の何倍もの満足を、生徒と保護者様に提供することです。

「森戸塾を選んでよかった」

「森戸先生に教わってよかった」

ひとりでも多くの生徒と保護者様にこう言っていただけるよう、これからもがんばっていきたいと思います。

そのためにも、まずは中3生諸君の全員合格を目指したいと思います。

今日はこのへんで。