こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
先日、ある小学生の男子生徒が質問をしてきました。
「先生、おれの歳で身長って縮むことあるのかな?」
「なんで?」
聞くと、学校の身体測定で測った身長が、1年前に測った身長より低かったそうなのです。
育ち盛りの小学生に、そんなことはあり得ませんので、私はこう言いました。
「もう一回、測り直してもらったらほうが良かったんじゃない?」
「でも、学校の先生がもう紙に書いちゃったからダメだって」
「そうか、じゃあ、来年に期待だな!」
このような感じで納得してもらいました(笑)。
そういえば、身長に関して、私にもこんな話があります。
10年ほど前のことですが、身長を測ると2センチほど伸びていたのです。
身長の伸びは高校生のときに止まったはず。
ましてや、40代になってから2センチも伸びるなんて驚きです!
「いやぁ~、こりゃラッキーだわ!」と、思わずガッツポーズです(笑)。
しかし、残念なことに、その後、またもとの身長に戻ってしまいました。
いったい何が起こったのか、いまだにわかりません。
おそらく、生徒の件も、私の件も、測り方に問題があったのでしょう。
測り方が不正確であったため、正しい数字を得ることができなかったのだと思います。
測り方といえば、中学生の偏差値についても、この測り方が問題となることがあります。
かなり前の話になります。
下野テストの結果を返却すると、ある生徒がこう質問してきました。
「学校で出る偏差値とだいぶ違うんですけど、どっちが正しい数字なんですか?」
「学校の偏差値よりかなり低く出たのが不満なんだろ」
「はい」
「残念だけど、下野テストのほうがほんとの偏差値なんだ」
この偏差値の「ズレ」はいったい何が原因なのでしょうか?
足利の中学生の平均学力は、栃木県の中でもきわめて低いと言われています。
したがって、足利の中学生の場合、中学校でそこそこの位置にいる子でも、栃木県全体で見ると、だいぶ下のほうになってしまうのです。
学校で出る偏差値は、学校の中での位置を示したものです。
それに対して、下野テストの偏差値は、栃木県全体の中での位置を示しています。
これが、学校で出る偏差値と、下野テストで出る偏差値に「ズレ」が生じる原因なのです。
下野テストで出る偏差値が、学校で出る偏差値より10下回ることも当たり前にあります。
偏差値について、ちょっとくわしく説明します。
偏差値は、だいたい、上が75、下が25ぐらいまであります。
あるテストを受けて、そのテストの平均点と同じ点数を取れば、偏差値は50です。
ちなみに、偏差値60は上からおよそ16%、偏差値40は上からおよそ85%の位置を示します。
ところで、いま、足利の中学生に、進学先として最も人気が高いのが、足利清風高校の普通科です。
足利清風高校の普通科に合格するためには、偏差値が45程度必要です。
偏差値45は上からおよそ70%、いわゆる「10分の7」ということになります。
しかし、これはあくまでも下野テストの偏差値45であり、中学校の偏差値45ではありません。
先ほども書いたとおり、中学校で出る偏差値は下野テストで出る偏差値より10も下回ります。
ですから、下野テストで偏差値45を取るためには、中学校で最低でも偏差値55程度を取っていなければならないのです。
ちなみに、偏差値55は上からおよそ31%ですから、ほぼ「10分の3」までに入っていなければならないということになります。
このように、足利清風高校の普通科は、中学校で平均レベルの成績が取れていても、それで合格できる高校ではないのです。
ご存知のとおり、清風高校ではすでに情報処理科の廃止が決まっています。
現在のところ、普通科の募集定員についての変更予定はありませんが、情報処理科の廃止が、来年度以降の普通科の倍率に影響を与えることは十分に考えられます。
また、今年度の入試から、足利女子高校では40名の定員減が決っています。
さらに、2年後には、足利高校と足利女子高校の合併も決まっていますので、これから先の足利地域の高校入試は、かなり不透明な要素が多くなります。
したがって、足利清風高校の普通科を目指すご家庭は、かなり早めの対策が必要ということになります。
そのためにも、現在の自分の正確な立ち位置を知り、どのような状況でも必ず合格できるよう、万全の準備をしておかなければならないということです。
今日はこのへんで。
