他人の大人

こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。

娘の夏休みの宿題が賞をいただいたので、昨日はその表彰式のため、宇都宮まで行ってきました。

会場に到着したのが少し早く、受付までまだ40分ほどあったので、まずは昼食を取ることになりました。

せっかくだから「みんみん」の餃子でも食べたいなと思い、ナビで検索してみました。

しかし、残念なことに近くにはなし。

もっとも近い店でも、式の時間までには間に合いそうもないので、会場に近いファミレスでの昼食となりました。

ファミレスに向かう途中、日光街道を通ったのですが、沿道に連なる木々の紅葉が見事で、赤や黄色のトンネルをくぐり抜けながらの、ちょっとしたドライブとなりました。

さて、私は家で自分の子どもに勉強を教えることはありません。

子どものほうから教えてくれと頼んでくることもありません。

一般的に、塾の先生の子どもは、家でも勉強を教えてもらえると思われがちですが、実際のところはそうではありません。

私以外の塾講師に聞いてみても、ほとんどが、家で自分の子どもに勉強を教えることはないと言っています。

その理由は「ケンカ」になるからです。

「おまえ、こんなんもわかんないのかよ!」

「もういい!ぜったい教わんないから!」

と、こんな感じになってしまうのです(笑)。

塾の先生は子どもに勉強を教えるプロです。

しかし、それは「ひと様の子ども」に勉強を教えるプロであり、自分の子どもに勉強を教え、やる気に導く能力は持ち合わせていないのです。

親子の関係は、他人との関係以上に難しい側面があります。

おたがいに「甘え」があるからです。

おたがいに、自分の気持ちや考えを、相手が「わかってくれて当然」と思っているので、そうでないとイライラしてくるわけです。

また、中学生の場合、思春期特有の扱いにくさも加わるので、親子関係は余計に難しさを増します。

ですから、塾の先生といえども、自分の子どもに勉強を教えたり、やる気を持たせたりするのは至難の業なのです。

ふつうのご家庭であればなおさらかと思います。

「スマホばっかりいじってないで、勉強しなくて大丈夫なの?」

「うっせーな、いまやろーと思ってたんだよっ」

と、こんな感じのくり返しではないでしょうか。

そこで、思い出していただきたいのが「塾講師」の存在です。

「親の言うことはちっとも聞かないんですけど、先生の言うことならちゃんと聞くので、バシバシ言ってください」

生徒のお母さんがよくおっしゃる言葉です。

そうなのです。

親の言うことが素直に聞けない子でも、ほかの大人の言うことなら、意外と素直に聞いてくれるのです。

思春期に見られる反抗的な態度は、親子ゆえの「甘え」が原因です。

これは自然なことであり、仕方がないことです。

ですから、そのような時期にこそ、しっかりとした方向に導いてくれる、他人の大人の存在が必要なのです。

私が本格的に塾で子どもたちを教え始めたのは、今から25年ほど前です。

その後、大手学習塾から独立し、16年前に森戸塾を始めました。

その頃は、自分の子どももまだ小さく、思春期の子どもを持つ保護者様の気持ちを、あまりきちんとは理解できていなかったような気がします。

しかし、現在は、自分自身の子育てを通じて、生徒の保護者様の気持ちがとても良くわかるようになりました。

ですから、なおさら、この「他人の大人」としての自分を磨いていかなければならないと感じています。

そのためにも、今以上にしっかりと、生徒たちに信頼されるような仕事をしていきたいと考えています。

いくら「他人の大人」と言っても、子どもたちは信用できない大人の言うことは聞きません。

子どもたちは、一生懸命な態度にしか、一生懸命さを返してくれません。

34歳の時に森戸塾をつくった私も、今年で50歳となりました。

以前に比べ、体力的に「しんどいな」と思うことも多くなりました。

また、もともと視力が良かったせいか、老眼の進みがひどくて困っています(笑)。

しかし、そうも言ってられません。

ベテランだからといって、けっして手を抜くことなく、しっかりと生徒たちに向き合っていきたいと思います。

今日はこのへんで。