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塾の真価

こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。

突然ですが「武蔵野うどん」をご存知でしょうか?

私の地元である埼玉県に伝わる郷土料理です。

ネギと豚バラ肉の入ったつけ汁で食べる、コシの強いうどんです。

つけ汁にはお好みで、なすや油揚げを入れたりします。

また、きのこなどを入れてもおいしいです。

特になんていうことはない、ただのうどんなのですが、素朴な味が魅力です。

昨日の昼は、その「武蔵野うどん」を作って食べました。

めんつゆを割る時に、干しシイタケの戻し汁を使ったので、とてもまろやかな風味のつけ汁になりました。

いつもであれば、うどんは自分で粉から打つのですが、昨日は時間がなかったので、業務スーパーの冷凍うどんで代用しました。

それでも、子どもの頃から慣れ親しんだ、変わらぬ味を堪能できました。

変わらぬといえば、その逆に変わったのが千葉ロッテマリーンズです。

先日の美馬投手に続いて、今度はソフトバンクから福田選手を獲得しました。

美馬投手は巨人の誘いを断って、福田選手は西武やヤクルトなど、複数球団の誘いを断ってのロッテ入りです。

せっかくドラフトで指名しても、入団を拒否される場面をたびたび見てきたロッテファンとしては隔世の感です。

私は今から20年ほど前に足利に来ましたが、そのころは、まわりにロッテファンはほとんどいませんでした。

「ロッテファンです」と言うと、なにか珍種の生き物でも発見したかのように、ものすごくおどろかれたのを覚えています(笑)。

それが、2005年と2010年の2度の日本一、それから何といっても、岡田選手の入団とその後の活躍によって、足利でもいっきにロッテファンが増えました。

いまや、この足利でも、胸を張ってロッテファンを公言できます。

いい時代になりました(笑)。

さて、昨日はテスト勉強の進め方について書きましたが、今日もそのテーマについて書きたいと思います。

ズバリ「5教科のバランス」をどうするかについてです。

テスト勉強で最もありがちな失敗例としては、英語と数学の勉強に時間がかかりすぎて、その他の教科に時間がかけられなかったというものです。

この失敗例からわかることは、英語と数学の勉強は、テスト直前だけではこなしきれないということです。

英語と数学は「積み上げ型」の教科です。

最初の内容がわかっていなければ、そのつぎの内容を理解することができません。

ですから、わかっていないところだけをピックアップして勉強するということができないのです。

どこかわからないところがある場合は、単元の最初の部分から勉強し直さなければなりません。

場合によっては、それ以前の単元まで戻らなければならない場合もあります。

このように、英語と数学のテスト勉強にはものすごい長い時間がかかるのです。

ですから、これらをすべて、試験直前でこなすのには無理があります。

そこで心がけなければならないのは、英語と数学はテスト前にまとめて勉強するのではなく、ふだんから、少しずつ勉強をしておくということです。

そして、テスト前には「まとめ」程度の勉強で済むような形にしておくべきなのです。

そうすることによって、その他の教科に時間をまわすことができます。

これなら、5教科そろってまんべんなく点数が取れます。

しかし、ここで問題となるのが、はたして、どれだけの生徒がそれを実行することができるかです。

部活でクタクタになって帰ってきたあと、自ら進んで学習に取り組める子は、ほとんどいません。

それができるのは、ほんとうに意志が強い子だけです。

おそらく中学生全体の2割もいないと思います。

「また明日にしよ」

たいていの子はこのように後回しです。

そして、そんなことを続けているうちに、テスト直前となってしまい、またいつものように時間が足りないというパターンをくり返してしまうのです。

これを解決する方法は1つだけしかありません。

どうしても勉強しなければならない状況を作るのです。

そのために、私の塾でおこなっているのが「確認テスト」です。

私の塾では、ほぼ毎週、英語と数学の「確認テスト」があります。

前の授業で学習した内容のテストです。

つぎの授業までの1週間で、授業の復習をしてもらい、その成果をこの「確認テスト」で見るのです。

そのため、私の塾の生徒は、授業の復習を後回しにすることができません。

確かに、生徒にとっては面倒くさい仕組みかもしれません。

しかし、勉強にかかる時間はほんとうにごくわずかです。

その気になれば、どんな子でも取り組むことが可能です。

そして、しっかり取り組めば、本人もビックリするような結果が期待できるのです。

いまや、塾に求められるのは授業の質だけではありません。

「いかに生徒たちを正しく勉強の方向に向かわせることができるか」

このあたりも塾の真価が問われる点であることは間違いないと思います。

今日はこのへんで。