こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
ほんとうにやっとという感じですが、ここのところ夜になると、だいぶ過ごしやすくなったような気がします。
授業を終えて帰るとき、駐車場まで少しだけ歩きます。
以前までであれば昼間の暑さがまだ完全に残っており、建物を出た途端に強い湿気がむわっと来る感じでした。
しかしここ数日は、夜になると気温も30℃を下回るようになり、以前とくらべるとだいぶ涼しくなってきました。
また、道路わきの植え込みからコオロギの鳴き声が聞こえてくるようになり、何となく秋の風情が漂い始めてきました。
さて、今日は私の経験から見た「勉強のできる子の特徴」についてお話したいと思います。
どのような子が勉強ができるのかと言えば、もちろん「熱心に勉強をする子」ということになります。
しかし、それではあまりにも当たり前すぎるので、今回は少し違った視点で見ていきたいと思います。
まず最初の特徴は、成績がいい子は遅刻や欠席が少ないということです。
これについては、生徒の体質やその日の体調、保護者様の送迎の都合などもありますので、一概に遅刻や欠席がダメとは言えません。
しかし、やはり成績がいい子はあまり遅刻や欠席をしません。
体調不良を理由に、ひんぱんに授業を欠席する生徒は、授業を欠席する際の心理的なハードルが、ほかの生徒たちにくらべて低いような気がします。
したがって、もしほかの生徒であれば欠席をしないような軽い体調不良でも、簡単に授業を休むことを選択してしまうのだと思います。
授業は連続ドラマと同じで、一連の「続きもの」です。
もしドラマを毎回連続して見ないで、飛び飛びにしか見ていなかったら、ストーリーを完全に理解することは難しいと思います。
それと同じで、授業も飛び飛びに受けていたのでは、内容を深く理解することはできません。
もちろん、本当に体調が悪いときは、しっかりと休んで回復に努めるべきです。
しかし、安易に授業を休むことを自分自身に許さない態度というのも、成績を上げていくためには必要なことでしょう。
次の特徴は、成績がいい子は忘れ物が少ないということです。
これは、家から持ってくるべきものを持ってこない忘れ物と、家に持って帰るべきものを置いて帰ってしまう忘れ物の両方を含みます。
まず家から持ってくるべきものを持ってこない忘れ物ですが、成績が良くない生徒は、テキスト、ノート、筆記用具など、ありとあらゆるものをたびたび忘れてきます。
せっかくテキストを持ってきても科目違いだったり、ノートを持ってきても残りのページがほとんどなかったりということもあります。
これは「自ら進んで学ぶ姿勢の欠如」からくるものです。
「今日もこれから塾に行って、しっかりと勉強してくるぞ!」
もしこのような気持ちが少しでもあれば、家を出る前に必要な持ち物を必ずチェックするはずです。
それをしていないということは、きちんとした目的意識を持って塾に来ていないということになります。
「ああ、そういえば今日塾だった。しかたがない、行くか・・・」
このような姿勢では、何か月塾に通っても成績は上がりません。
また、家に持って帰るべきものを置いて帰ってしまう忘れ物ですが、私は毎回の授業終了時に、机の中やわきに忘れ物がないか、必ず生徒たちに確認するように指示をします。
必ず毎回です。
それでも机のなかにテキストやノートを置いたままで帰ってしまう生徒がいるのです。
聞いているようで、じつはきちんと指示を聞いていないのでしょう。
さらに次の特徴は、成績のいい子は授業のあと、自分の使っていた椅子をしっかりと机の下に戻してから帰るということです。
また、消しゴムかすなどは机の上にはそのままにせずに、きれいにまとめてゴミ箱に捨ててから帰ります。
しかし、成績が良くない子の場合、使っていた椅子は出しっぱなしのまま、机の上は消しゴムかすがそのままという状態で帰ってしまうとことが結構あります。
また机のまわりの床を見ると、休み時間にでもちぎったのか、何やら紙切れなどのような細かいゴミが散らばっていたりします。
あまり精神論的なことは言いたくありませんが、例えば、野球がうまくなりたかったら、道具に感謝をして大切にしなさいと言います。
野球をしている子たちは、試合や練習が終わったあと、自分たちが使ったグラウンドを、自分たちで整備するように指導されていると思います。
バットやグローブなど、個人で所有する道具はもちろんですが、日々の練習を支えてくれるグラウンドに対しても、その気持ちが必要だからだと思います。
それと同じように、塾にある机や椅子は生徒個人のものではありませんが、日々の勉強を支えてくれる大切なものという認識を、少しでも持つ必要があるのではないでしょうか。
今回は抽象的な話に終始してしまいました。
今日はこのへんで。
(写真は札幌にある「北海道開拓の村」の旧開拓使札幌本庁舎です。この開拓の村には、おもに明治期の北海道開拓時代の建物が集められています。私は自分自身の勉強と歴史の授業のネタ集めのために、このような施設を訪れるのが大好きです。旅行に出かけるときなどは、なるべくそのような場所を探して訪れるようにしています。今回もいいネタをたくさん仕入れることができました。ぜひ授業に活かしたいと思います)