こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
この前の日曜日は完全にオフでした。
来週から中3の三者面談が始まり、しばらく休日がなくなります。
それに備えるべく、どこにも出かけず家で過ごしたのですが、一日中読書というのもたいくつなので、庭で焼いもを焼いてみました。
小さめのバーベキューコンロに火を起こし、湿らせた新聞紙とアルミホイルで包んだいもを、炭の中に投入します。
用意したのは「紅あずま」と「紅はるか」の2種類です。
紅あずまはおもに千葉県や茨城県などで栽培されている品種で、紅はるかはおもに九州で栽培されている品種だそうです。
時おりトングでひっくり返しながら待つことおよそ20分、焼いものいいにおいが漂ってきました。
さっそく、家族で実食会です。
紅あずまはホクホク系の食感で、まさに「焼いもの代表選手」といった感じです。
驚いたのは紅はるかです。
とんでもなく甘いのです。
ネットリ系の食感も相まって、まさに「安納芋」のようです。
インターネットで調べたところ、安納芋よりも「はるか」に甘いということから「紅はるか」名づけられたられたそうです。
まさに納得です。
これからしばらくは焼いもがおいしい季節が続きます。
いろいろな品種を試しながら、さらに「焼いも道」を探求していきたいと思います。
さて、今回は「うちの子はそれなりに勉強をしているのに成績が上がらない」という保護者様のお悩みについて考えていきたいと思います。
勉強をしているのに成績が上がらない理由としては、つぎの2つが考えられます。
- 勉強方法や勉強内容が間違っている。
- 成績を上げたいという意志が弱い。
まず1つ目の理由についてですが、これについてはたびたび触れているので、今回は割愛します。
そこで今日は、2つ目の理由について考えてみたいと思います。
長年にわたりたくさんの生徒たちを見てきて思うのは、塾に来て成績が上がる子は「成績を上げたい!」という意志がものすごく強いということです。
それは彼らの態度から見ても明らかです。
まずは、授業を聞くときの態度ですが、私の説明を「一言も聞きもらすまい」としている様子が、その食い入るような視線からよくわかります。
また、私は重要な点はすべてホワイトボードに板書をします。
しかし、口頭で話すだけで板書をしなかった内容であっても、自分なりに大切だと判断した内容は必ずノートに書き留めています。
授業以外であっても態度の違いは明らかです。
塾で取り扱った問題以外であっても、わからない問題があれば必ず質問に来ます。
自分なりに目標を定め、もし達成できなければ本気で悔しがります。
そして「つぎこそは!」と誓いを立て、さらに勉強に熱を入れます。
彼らの最大の特徴は「どうすれば成績が上がるのか?」をつねに考えていることです。
それにより自分なりの勉強方法の工夫が生まれ、さらに成績が上がっていくのです。
これも「どうしても成績を上げたい!」という強い意志があるからこそです。
それに対し、意志があまり感じられない生徒は、授業中のふとした瞬間、視線が関係ないところに向かっていていることがあります。
集中力が切れて、頭の中では明らかに授業とは関係ないことを考えているのがわかります。
また、板書の内容を書き取ったノートを見ると、ただ機械的に書き写しただけで、あとから読み返したときのことなどはあまり考えていません。
わからない問題があっても質問もなく、自分の成績についてどこか他人事といった感じです。
そして、ただ時間ばかりをかけて、形だけの勉強をしているように見えます。
たとえば、英単語を覚えるためには、その単語をとにかく何回も書かなければなりません。
その際、成績を上げたい子は「どうすれば効率的に覚えることができるか」を考えながら書きます。
したがって、そこに自ずから工夫が生まれます。
例えば中1であれば「orange」をローマ字読みして「オランゲ」と覚えたりといった具合です。
しかしそうでない子の場合、あまりそのようなことは考えずに、ただ機械的に手を動かしているだけです。
したがって仮に同じ回数を書いたとしても、両者の間では覚えられる単語の量に歴然とした差が生じるのです。
これは英単語に限らず、勉強全般に言えることです。
成績が上がる子とそうでない子では、やっていることは同じに見えても、実は見えていない部分がまったく違うのです。
成績は上がらないより上がったほうがいいということは、どんな子でもわかっています。
しかし、なぜ成績を上げる必要があるのか、また成績を上げたその先に何があるのかといったことが、実のところ本当はよくわかっていない子が多いのも事実です。
その点については、塾としてもできる限りのことを生徒たちに伝えていきたいと思います。
そして、できればご家庭のほうでもこのテーマについてよく話し合っていただけたらと思います。
今日はこのへんで。