こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
私は基本的に朝食は「ご飯派」です。
朝食にはご飯と納豆とみそ汁が欠かせません。
しかし、私以外の家族は全員「パン派」です。
普段はあまり気にしていないのですが、先日、意味もなく勝手に疎外感を感じ、久しぶりに朝食をパンにしてみました(笑)。
とはいっても、納豆好きの私にとって、納豆なしの朝食など考えられません。
そこで取った方法は、食パンに納豆を載せ、さらにその上にチーズ載せて焼くというものです。
食べている途中で納豆がこぼれて、少しばかり食べにくいのですが、これがなかなかいけます。
しかし、同じものを2枚食べるのはきついので、もう1枚は別の方法で食べることにしました。
何かないかと考えて、そこで思いついたのが、100円ショップで買っておいた「アンチョビ」の缶詰です。
食パンにチーズを載せ、さらにアンチョビを載せて焼けば、アンチョビピザならぬ、アンチョビトーストの出来上がりです。
実に簡単ですが、アンチョビのしょっぱさがチーズと合って、とても美味しかったです。
パンの朝食もたまにはいいなと思いました。
さて、今日は多くのお子さんやお母さんが抱くであろう、素朴な疑問について答えてみたいと思います。
疑問とはこれです。
「塾に行かなければいい点数は取れないのか?」
答えから申し上げます。
「ごく一部の子は取れますが、大部分の子は取れません」
学校と塾では、教える内容は同じであっても、教え方が大きく異なります。
学校の授業は、基本的に教科書に沿った形でおこなわれます。
しかし、前回の記事にも書いたように、学校の教科書はポイントがまとまっていません。
したがって、学校の授業は何が重要なのかが、あまりはっきりしない内容になりがちです。
また、テストで点数を取るためには、問題演習をおこない、問題を解くための「練習」をしなければなりません。
しかし、学校の授業は説明が中心のため、十分な問題演習の時間が取れていません。
したがって、学校の授業だけでいい点数を取るためには以下の2つが必要です。
① 授業のあとでその内容を整理して、わかりやすくまとめる力。
② たくさんの問題演習を、自分ひとりでこなす集中力。
これらを完璧に備えている中学生は、おそらく10人に1人もいないでしょう。
部活動に時間を取られ、毎日くたくたに疲れているなかで、これらのことがしっかりとできる中学生は、まさに「スーパー中学生」です。
実際のところ、まったく塾に通わない状態で、県下有数の進学校に合格する子もいます。
しかし、そのような子たちは、もともとの「高い資質」と、稀に見る「高い自己管理能力」を持った子たちです。
多くの生徒が「お手本」にするにはレベルが高すぎます。
したがって、塾に通わないでいい点数を取ることは、大部分の子にとっては不可能なのです。
それでは、塾に通うと、なぜいい点数が取れるようになるのでしょうか。
具体的に見ていきたいと思います。
塾は学校以上に限られた時間の中で、指導をおこなわなければなりません。
そのため、指導する内容を十分に吟味する必要があります。
出来る限り不要な内容を排して、重要なポイントのみにしぼった授業をおこなっているのです。
つまり、学校の授業とは違い、生徒が自分で内容をまとめ直す必要がないのです。
授業の内容がすべて重要ポイントなので、それを「そのまま」理解するだけで、確実に点数に結びつきます。
また、ほとんどの塾では問題演習に多くの時間を割いています。
私は大学生の時、アルバイトの時間講師として、初めて塾の講師を経験しました。
そのときの新人研修で、研修担当の社員からこんなことを言われたのを覚えています。
「説明は簡潔に短く済ませて、問題演習の時間を説明の時間の倍以上取りなさい」
確かに、説明は長くなるほど、何が重要かがわからなくなってきます。
また、聞いている生徒の集中力も落ちてきます。
ですから、どれだけ簡潔に重要なポイントを伝えることができるかが、塾講師として最も要求される能力となります。
そして、浮いた時間を問題演習に充てることにより、生徒の成績を上げていくのです。
したがって、教科や単元にもよりますが、私は授業で、生徒にかなりの数の問題を解かせます。
問題を解くには最大限の集中力が必要です。
終わりの時間が待ち遠しくて時計を見たり、集中力を切らしてペンで手悪さをしているような生徒はいません。
「そこまで」と声をかけなければ、いつまでも問題を解いていそうな勢いです。
人間は良くも悪くもまわりからの影響を受けます。
まわりの生徒たちが一生けんめいに集中している中で、知らず知らずのうちに集中力が養われていくのだと思います。
このように、私の塾は「ふつうの子」の能力を高めて、成績を上げる学習塾です。
ひとりでも多くの子に、その効果を実感してもらえたらと思います。
今日はこのへんで。