こんにちは。足利の学習塾 森戸塾の森戸です。
最近だいぶ暖かくなり、かなり過ごしやすくなりました。
暖かくなるのはもちろん大歓迎なのですが、なんといっても困るのが花粉症です。
早い時期から耳鼻科に行くなど、それなりの対策はしていましたが、ここ10年で最大の量といわれる花粉には、残念ながらあまり効果がなかったようです。
内服薬だけでは症状がおさまらず、点鼻薬と目薬がフル稼働状態です。
もうこうなると、日本中の杉の木を1本残らず切り倒してやりたい気分です(笑)。
さて、県立高校の一般選抜試験まであと1週間となりました。
先日、願書変更期間が終わり、最終的な倍率が発表されました。
第1回目の進路希望調査の段階で1.6倍を超えていた足利高校は、最終的に1.31倍で落ち着きました。
しかし、昨年度は1.28倍だったので、それでも今年はやや上がったことになります。
合併前の足利高校と足利女子高校では、倍率が1.3倍を超えることはほとんどありませんでした。
したがって、合併による定員削減の効果が確実に出ていると見ていいでしょう。
栃木県の教育委員会が足利高校と足利女子高校の合併に踏み切ったのは、少子化による地域の児童・生徒数の減少だけが理由ではありません。
両校のレベル低下があまりにも著しいため、それを食い止めて元に戻すという目的もありました。
ここ近年の足利高校と足利女子高校は、以前であれば絶対に合格できないレベルの生徒たちが、毎年かなりの人数で合格をしていました。
具体的には、下野テストで偏差値50をやや上回る程度の生徒でもじゅうぶんに合格が可能な状態でした。
そのため、ここ最近の両校は、一部の成績上位者をのぞき、学校全体としてもはや進学校と呼べるレベルではなくなってしまっていたのが現状です。
したがって、これ以上のレベル低下を食い止めて、進学校としてふさわしいレベルを取り戻すためには、さらに定員を絞るしかありませんでした。
しかし、段階的に進めてきた定員削減もすでに限界に達しており、これ以上削減を進めてしまうと教員配置の問題などから、学校として機能しなくなってしまいます。
そこで、両校を合併したうえで定員を削減するという方法がとられたわけです。
したがって、今回の1.31倍という倍率を見ると、教育委員会のねらいはほぼ達成されつつあると言えるのではないでしょうか。
また、この動きはほかの高校にも影響を与えています。
例えば佐野東高校ですが、今年度は1.47倍という異常な高倍率です。
おそらく、進路希望調査段階での足利高校の高い倍率を見て、志望校を佐野東高校に変更した生徒がかなりいたのでしょう。
実際のところ、第2回目の進路調査では、佐野東高校の倍率は1.30倍しかありませんでした。
それがいざ出願が始まってみると、予想をはるかに超える高い倍率となってしまったというわけです。
私の塾にも足利高校から佐野東高校に志望校を変更した生徒はいますが、そのような生徒は、すでに佐野東高校の合格ラインをかなり上回った力を持っています。
したがって、どんなに倍率が高くても確実に合格することができます。
問題なのは、合格ラインぎりぎりか、それをやや下回っている生徒です。
昨年の佐野東高校の倍率は1.14倍しかありませんでした。
具体的には、合格150名に対して20名しか不合格にならない試験でした。
したがって、ぎりぎりの状態の生徒でも、かなりの生徒が合格することができました。
しかし、今年は70名も不合格となりますので、けっして昨年のようにはいきません。
このように、いままで「ぬるま湯状態」であった、足利周辺の高校入試事情が、にわかに変化の兆しを見せています。
今までであれば、3年生の夏までは部活中心の生活を送り、それが終わってから受験勉強に取り組むといった形でも、どうにか間に合ったケースもあったかもしれません。
しかし、もはやそのような姿勢では、足利高校はおろか、佐野東高校であっても、合格は難しいと考えるべきです。
かなり早い段階から、計画的に準備を進めておかないと、合格・不合格が倍率によって大きく左右されることになり、大切な高校入試の結果が運任せになってしまいます。
今日から森戸塾では3年生の入試直前対策授業がスタートします。
入試前日の3月7日まで、中3生に毎日塾に来てもらい、1日3時間の最終仕上げ授業をおこないます。
私自身、年明けから1日も休みをとらずに授業をしているので、かなり疲労が蓄積してきています。
しかし、私を信じてついてきてくれた生徒たちのために、力をふりしぼって授業をするつもりです。
また、数ある学習塾のなかから私の塾を選んでいただいた保護者様に対するお礼として、私はこの1週間の授業を完全に無料でおこないます。
泣いても笑ってもあと残り1週間。
全力を尽くしてがんばりたいと思います。
今日はこのへんで。
☆☆☆無料春期講習受付中です☆☆☆